四日市市では、令和4年度から新たな奨学金制度を開始しています。

 

 「四日市市奨学金制度」は、経済的理由から修学が困難な高校生、大学生等を対象とした、市独自の給付・貸与(返還免除)型奨学金制度です。

 

 奨学生には奨学金として、月額、高校等は12,000円、大学等は24,000円支給されます。

 

 新たな制度は、1/2給付、1/2貸与の奨学金となりますが、貸与分においては、返還期間の1月1日に市内に在住していれば翌年度の返還額が免除、つまり、卒業後、四日市市に定住し続ければ全額が返済免除となります。

 

 四日市市としては初めての給付型の奨学金となり、三重県の基礎自治体が実施する奨学金としては最大規模となります。

 

 定数は、50人(高校等25人、大学等25人)としてますが、令和4年度、令和5年度とこの2年間、新型コロナウイルス対策の一環で、50人を追加し、100人(高校等50人、大学等50人)の募集を行っています。

 

 令和5年度分の募集は昨年12月に実施しており、83人の応募があり、全員が選考基準を満たしており採用となりました。

 

 ただ、100人の定員であることから、まだ枠に余裕がある状況なので、今月、6月1日~23日の期間、20人程の『令和5年度奨学生追加募集』を行っています。

 

 要件は、以下の通りです。

 

■本人若しくは、保護者が市内在住であり、現在、高校・大学等に在学中の方

■世帯員の所得の合計が440万円以下であること(給与収入600万円くらいが目安)

■生活保護(生業扶助)を受給していないこと

 

 四日市市教育委員会 教育総務課が窓口になります。

 

 詳細は、市のHPにてご確認下さい。

 

≪四日市市奨学金募集案内(令和5年度奨学生追加募集)≫

 

 国でも奨学金制度の改正が進められており、現在開会中の四日市市議会6月定例月議会一般質問でも、複数の議員の方も質問に取り上げ、奨学金制度に対する世間的な関心も高まりを見せています。

 

 四日市市としても、経済的理由から就学な困難な高校生・大学生等をしっかり支援していきます。

 

 対象となられる方は、是非、ご検討下さい。