3月29日、四日市港管理組合は、四日市港における2050年のカーボンニュートラル実現に向けた『四日市港カーボンニュートラルポート(CNP)形成計画』を公表しました。

 

 公表された『四日市港CNP形成計画』は、四日市港管理組合のHPにて、ご覧頂くことが出来ます。

 

≪カーボンニュートラルポートに向けた取組≫

 

 四日市市では、今年2月に2050年までに温室効果ガスの排出量の実質ゼロを目指す『ゼロカーボンシティ宣言』を行っており、また、三重県、四日市市、コンビナート企業、エネルギー企業、学識経験者等が参画し、四日市市が事務局を担った『四日市コンビナートのカーボンニュートラル化に向けた検討委員会』が、3月28日に『四日市コンビナート 2050年カーボンニュートラル化に向けた検討報告書』を公表しています。

 

 2020年10月の国の「カーボンニュートラル宣言」以降、本市においてもカーボンニュートラルの動きが加速しています。

 

 そういった状況の中、四日市港としてもカーボンニュートラルを目指す動きが本格化して来ました。

 

 四日市港としても、今後の主要なエネルギー源が化石燃料 から水素・燃料アンモニア等へ変化していく等の状況下で、変化に対応し競争力を高め、存在感を発揮していく上でも、カーボンニュートラルへの対応に真正面から取り組んでいかなければなりません。

 

 四日市港管理組合では、昨年「四日市港カーボンニュートラルポート協議会」を立ち上げ、4回の協議会を開催し、この度の『四日市港CNP形成計画』の公表となりました。

 

 本計画は、四日市港の港湾区域及び臨港地区に加え、四日市港を利用する荷主企業 や港湾運送事業者、船会社など、民間企業等を含む港湾地域全体を対象としており、水素・燃料 アンモニア等の受入環境の整備や、脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化、集積する臨海部産業との連携等の具体的な取組について定めており、今後の四日市港におけるカーボンニュートラルポート形成の推進を図るものです。

 

 四日市港管理組合としては、今年度以降も、カーボンニュートラルポートの形成に向けた推進組織の会議等を定期的に開催し、当計画の推進を図り、計画の進捗状況を確認・評価していきます。

 

 四日市港でも、カーボンニュートラルポートに向けた大きな動きが始まっています。