環境省では、“プラスチックとの賢い付き合い方”を推進する「プラスチック・スマート」を展開し、多様な主体の取組の情報を発信しており、2月13日に広島市において「プラスチック・スマートシンポジウム2023」が開催されました。

 

 その「プラスチック・スマートシンポジウム2023」にて、四日市市が「楠地区まちづくり検討委員会」や「NPO法人四日市ウミガメ保存会」の皆さんと共に、昨年10月に開催した『よっかいち海ごみゼロ大作戦2022!!』が「拾う」カテゴリーで最優良事例に選定されました。

 

 『よっかいち海ごみゼロ大作戦2022!!』は、コンビナートの街に「アカウミガメ」を呼び戻そうと平成21年度から「楠地区まちづくり検討委員会」や「四日市ウミガメ保存会」が中心となり実施している毎月第一日曜日の定期的な清掃活動と連携する形で実施されました。

 

 海洋プラスチックごみ問題を啓発することを目的としており、2年連続での開催となりました。

 

 当日は375人の方が参加し、海岸清掃活動に加え、四日市大学千葉教授と学生による吉崎海岸における海洋プラスチックごみ問題に関する勉強会の開催、小さな子どもを中心に、自分で拾ったごみをごみ収集車に投入する体験や、本市のマスコットキャラクター「こにゅうどうくん」をあしらったオリジナル手袋やマスク、バイオマスプラスチックを配合したごみ袋の配布を行いました。

 

 今回の「拾う」カテゴリーでの最優良事例選定において、「地域団体や市民団体と協働し、広く市民や事業者が参加、協力して事業を実施した点」「幅広い世代が楽しく参加できる持続性のある事業を実施した点」「参加者の一体感を高めるなど、独自性の高い事業を実施した点」等が評価されました。

 

≪「よっかいち海ごみゼロ大作戦2022!!」が最優良事例に選定!! ~環境省主催の「プラスチック・スマートシンポジウム2023」で~≫

 

 地域の方々や有志の方々に支えられて、14年を超える歴史のある吉崎海岸の清掃活動が、今回、最優良事例に選定されたことを大変誇りに思います。

 

 また、『吉崎海岸』は、現在、環境省が新たに導入する認定制度「自然共生サイト」〔民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域〕への申請を行っています。

 

 『吉崎海岸』は環境先進都市、四日市市を象徴するエリアとなっています。

 

 市民活動で支えられている『吉崎海岸』。

 

 関係者の皆さんに感謝すると共に、行政としても引き続き支援を行っていきます。