四日市市では、3月1日から国の「出産・子育て応援給付金」を活用した『出産・子育て応援事業』を開始しています。

 

 核家族化が進み、地域のつながりも希薄となる中で、孤立感や不安感を抱く妊婦・子育て家庭も少なくなく、全ての妊婦・子育て家庭が安心して出産・子育てができる環境整備が喫緊の課題になっています。

 

 こうした中で、妊娠期から出産・子育てまで一貫して相談に応じ、必要な支援につなぐ「伴走型相談支援」を充実し、出産育児関連用品の購入や子育て支援サービスの利用にかかる負担を軽減するための「経済的支援(計10万円の支給)」を一体的に実施しています。

 

 具体的には、妊娠届出後に面談を受けた妊婦に対し、「出産応援金」として一人当たり5万円、また、出生届出後に赤ちゃん訪問等にて面談を受けた養育者(産婦である母親等)に対し、「子育て応援金」として子一人につき5万円を支給します。

 

 今回の事業は、「経済的支援」と「伴走型支援」を一体としているところが重要であり、上述の通り、「出産・子育て応援給付金」の支給には妊娠時、出産後のそれぞれの時期に保健師等の専門職等の面談が必要になることから、継続して行政と妊婦、養育者とが繋がることになり、それぞれの家庭に行政が寄り添った支援が可能になります。

 

 四日市市では、市役所本庁での妊娠届出時に保健師等の専門職が面談し、妊婦と一緒に今後の見通しについて確認し、妊婦の不安に対する相談を実施します。

 

 地区市民センター等に届出された方は、別途、オンラインで面談を実施します。

 

 この面談を経ての出産応援金の支給が行われます。

 

 その後、四日市市では、妊娠8ヵ月前後の頃にアンケートを実施し、出産を間近に控えて不安や課題がある方を特定し、専門職による面談や相談を実施します。

 

 そして、出産後、2~3ヵ月頃に行う「こんにちは赤ちゃん訪問」や「新生児訪問」等の際に面談を行い、これを経て子育て応援金の支給が行われます。

 

 この事業は、令和5年3月1日から開始しましたが、令和4年4月1日以降に妊娠届出、出産した方も対象となります。

 

 詳細は、市のホームページをご参照下さい。

 

≪四日市市 出産・子育て応援事業≫