「アカウミガメ」が訪れる四日市市の『吉崎海岸』。

 

 コンビナートの街に「アカウミガメ」を呼び戻そうと平成21年度から「楠地区まちづくり検討委員会」や「四日市ウミガメ保存会」が中心となり、毎月第一日曜日の定期的な清掃活動が始まりました。

 

 活動は、海岸ごみの清掃活動と外来植物などの除去作業との2班で実施をしています。

 

 その吉崎海岸清掃活動が、今年は元日〔1月の第一日曜日〕から始動しました。

 

 私も、令和5年の初公務として参加しました。

 

 初日の出を多くの皆さんと共に眺め、海岸清掃を行いました。

 

 この海岸清掃ですが、近年参加者が年々増加しており、大きな広がりをみせています。

 

 令和30年度が1,140人だったのが、令和3年度は1,541人となり、今年度は12月時点で既に1,917人となっています。

 

 多くの方々が、清掃活動、環境活動に参加されていること、大変嬉しく思います。

 

 公害を経験し、その教訓を活かし、本市は環境先進都市として様々な活動を展開していますが、市民レベルで大きな活動となっている当活動は、本市の誇る取り組みです。

 

 市としても、エコパートナー登録団体となっている「楠地区まちづくり検討委員会」に様々な支援を行っています。

 

 その『吉崎海岸』が、今、環境省が新たに検討している認定制度「自然共生サイト(仮称)」〔民間の取組等によって生物田多様性の保全が図られている区域〕の調査対象に選ばれています。

 

 本年度、調査が行われ、登録に向けた大きな問題は認識されておらず、認定制度が構築されれば来年度に申請を行う予定です。

 

 『吉崎海岸』は環境先進都市、四日市市を代表するエリアとなっています。

 

 市民活動で支えられている『吉崎海岸』。

 

 関係者、及び清掃活動に参加されている皆さんに感謝を致します。

 

 当清掃活動は、毎月第一日曜日の朝8時から『吉崎海岸』で実施していますので、更なる参加者が増えることを願っています。

 

 最後に、吉崎海岸から見る、初日の出は最高でした。