昨日、1月4日から、2023年の市役所業務が始まりました。
四日市市役所では、年末年始における分散休暇の取得促進の為、一昨年から、仕事始めの日に課長級以上の管理職を一堂に会し実施している「仕事始め式」を行わず、全職員への市長訓示の動画配信を行っています。
今回の訓示では、引き続き市役所が一丸となって「新型コロナウイルス感染症対策」に取り組んでいく一方で、本市の活気、活力を高めていけるイベントや取り組みを積極的に取り組んでいこうという意識を全職員で共有しました。
様々な可能性を持つ四日市の力をしっかりと認識し、我々一人一人が「チャンスを生み出し、チャンスを確実に掴んでいく年にしたい」と思います。
以下に、訓示の要旨を取りまとめました。
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新年、明けましておめでとうございます。
年末年始、新型コロナウイルス感染症の対応等に当たられた職員の皆さん、ありがとうございました。
昨年も新型コロナウイルス対応に奔走した一年であったが、市役所が一丸となり対応にあたることが出来たと考えている。
今年も新型コロナウイルスとの戦いは続く。
今年もオール四日市市役所で頑張って、市民の命、安全・安心を守っていこう。
一方で、着実に社会活動、経済活動が戻ってきている。
昨年は、3年振りに本市でも大四日市まつりや四日市花火大会を開催出来、多くの方がお越しになり大いに盛り上がった。
行政として、こういった市民の皆さんの活力、活気を高めていく取り組みをどんどんやっていく必要がある。
今年の秋に、3年前から開催見合わせになっている「東海・北陸B-1グランプリin四日市」を開催する。
県外からも多くの方がお越し頂く、大きなイベントで、四日市を大いに盛り上げていきたい。
また、市民の皆さんに元気や勇気を与える取り組みと言えば、現在推し進めている中心市街地再開発プロジェクト。
昨年、近鉄四日市駅西側から始まった中央通りの工事が、今年いよいよ近鉄四日市駅の東側に入り、円形デッキの製作等に入ってくる。
スターアイランドの跡地への整備が決まった新図書館は設計業務に入っていくし、JR四日市駅前の再開発、大学設置の件も関係者と協議を進め大きな方向性を出していきたい。
そして、多くの子育て世帯が待ち望んでいた中学校の給食センターが完成し、4月から中学校での完全給食が始まる
同敷地でリニューアルオープンする農業センターと共に、地産地消、食育の推進に取り組んでいきたい。
それぞれの部署でも、様々な取り組みを積極的に展開してもらいたい。
また、年末に大変嬉しいニュースが飛び込んできた。
『日経xwoman(クロスウーマン)』と日本経済新聞社が実施する「共働き子育てしやすい街ランキング」の2022年版で、過去最高の全国6位となった。
当調査は人口20万人以上の180都市を対象として実施されているが、私が市長に就任した2016年は圏外で、2017年に49位に入った以降、毎年着実に順位をあげて2021年は21位だった。
これも「子育てするなら四日市」というスローガンを掲げて、地道に施策の強化に取り組んできた結果である。
大きな目標を立てて、地道にひた向きに取り組めば結果が出てくると改めて認識した。
そして、本市は、出生数の減少も全国比で極めて小さく抑えられている。
コロナ前後の出生数を比べてみると、東海三県での30万人以上の都市、8つの中で最も減少幅が小さいのが四日市市。
これは、地域産業が活況ということと先述した子育て施策の充実がある。
本市は、大きなポテンシャル、可能性を持った都市である。
この可能性を我々一人一人がしっかりと認識し、必ずものにしていかなければならない。
「チャンスを生み出し、チャンスを確実に掴んでいく年にしたい」
四日市市は、東海エリアの西の中枢都市として、今年も三重県、北勢地域を牽引する自治体であり続ける。
最後に、今、本市はふるさと納税で大変苦戦している。
一昨年はマイナス8億円の流出し、市民サービス向上を図る施策の財源が失われている。
今年は徹底的にふるさとの納税対策に力を入れていく。
現在、民間からふるさと納税シティプロモーション戦略プロデューサーと募集し、庁内からも希望者を募っている。
これまでの発想を超えて、ダイナミックな取り組みが必要。
やる気溢れる職員を待っている。
更なる元気都市四日市を目指し、今年も共に力を合わせて頑張っていきましょう!
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