今年も本日で最終日となり、残り僅かで新年を迎えます。

 

 12月23日の記者会見で、私が挙げる2022年の一文字を『始』と発表しました。

 

 今年は、引き続き、新型コロナウイルスの対応に奔走した1年でした。

 

 一方で、新型コロナウイルスへの対応を行いながら、社会活動、経済活動が着実にコロナ前へと戻る機運が出来て来た1年でもありました。

 

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、中止となっていた「大四日市まつり」や「四日市花火大会」等の四日市市を代表するイベントが3年振りに再開(再『始』動)しました。

 

 また、様々な分野で新たな試みがスタートしました。

 

 四日市市の未来を創る「中心市街地再開発プロジェクト」では、課題となっている国道1号線からJR四日市駅に掛けての空間の賑わいを創出に向けて、9~10月の25日間に渡り、中央通りの楠並木の空間を活用した賑わい創出社会実験「『はじまり』のいち」を実施しました。

 

 これまでうまく活用されていなかった楠並木の空間の可能性やスケートボードパークのポテンシャルの高さ等、今後の再開発に繋がる大きな成果を得ることが出来ました。

 

 その他にも、環境先進都市として積極的な取り組みが求められるカーボンニュートラルに対しても、3月に「四日市コンビナートのカーボンニュートラル化に向けた検討委員会」が立ち上がり、議論が『始まり』ました。

 

 四日市市が事務局を担い、一見知事が会長、私が委員長として検討委員会に毎回参画しています。

 

 全国的に見ても、知事、市長が共に参画する同様の会議は無く、三重県と四日市市との連携が上手く図られています。

 

 更には、8月に「四日市市認知症フレンドリー宣言」を県下で初めて行い、10月から全国でもまだ実施している自治体が少ない「認知症早期診断事業(もの忘れ検診)」を『始め』ました。

 

 これらを踏まえ、新型コロナウイルスの為、自粛されていた様々な活動が再始動し、更に、四日市市が大きく成長していく為の新たな施策も始まった年と言えます。

 

 こういったことから、2021年の一文字を『始』としました。

 

 来年も、積極的に新たな挑戦を展開し、四日市市の存在感を高め、新型コロナウイルスによるマイナスの影響を吹き飛ばすことが出来る元気都市四日市の実現を目指していきます。

 

 皆さん、良いお年をお迎え下さい。