国の2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル宣言」を受け、四日市市でも『カーボンニュートラル』に向けた取り組みが着実に進行しています。
まずは、3月に発足した四日市市が事務局を務め、三重県、四日市市、コンビナート企業、エネルギー企業、学識経験者等が参画する『四日市コンビナートのカーボンニュートラル化に向けた検討委員会』。
これまでに3回、委員会を開催し、活発な議論が行われており、四日市コンビナートとして積極的にカーボンニュートラルを目指していくという方向性も全体で共有され、各企業の具体的な動きも出てきました。
既に、2つの部会(「生産プロセス部会」「副生ガス利活用検討部会」)が立ち上がり、部会毎の議論が進められています。
「生産プロセス部会」では、昭和四日市石油㈱四日市製油所が部会長を務めて頂き、持続可能な航空燃料〔SAF(サフ)〕の製造をテーマとしており、「副生ガス利活用検討部会」では東ソー㈱四日市事業所が部会長を務めて頂き、副生ガスであるメタンの利活用をテーマとしています。
また、四日市港でも8月に四日市港管理組合が事務局を担い、行政、民間事業者、関係団体、学識経験者が参画する『四日市港カーボンニュートラルポート協議会』が立ち上がりました。
これまでに2回、協議会を開催し、港の運営等におけるカーボンニュートラルの取り組みに加え、将来の水素、アンモニア等のサプライチェーンの拠点等についても議論を進めています。
産業都市、港湾都市の四日市市として、民間企業、関係機関等の協力を得ながら、カーボンニュートラルの取り組みを着実に進めていきます。