四日市市では、現在、近鉄四日市駅周辺からJR四日市駅までの中央通りを中心とした約1.6kmのエリアを対象に、『中心市街地再開発プロジェクト』を進めています。

 

 近鉄四日市駅周辺においては、8月に、近鉄グループがスターアイランド跡地に建設予定の建物に『新図書館』を組み入れることで合意しました。

 

 また、国直轄事業の『バスタ四日市』の調査・設計も進んでおり、『新図書館』と『バスタ四日市』を近鉄四日市駅と直結する『ペデストリアンデッキ』の全体デザインも固まり、今後の方向性が固まってきました。

 

 これと並行して、国道1号線からJR四日市駅に掛けてのエリアについても様々な動きが出てきています。

 

 9月22日から10月16日の25日間に渡って、中央通り再編に向けた賑わい創出社会実験『はじまりのいち』を開催し、スケートボードパークやイベントスペースの設置、様々な店舗の出店等を試み、今後の民間活力を用いた空間創出に繋げるスタートが切れました。

 

 更に、四日市市は、JR四日市駅前への施設建設等の再開発の意向を表明しています。

 

 JR四日市駅前開発については、JR東海との協議を進めており、その中で、新たな施設には大学の誘致や文化交流施設等の検討を行っています。

 

 特に、大学の誘致については、従来より産業界から、地域の産業人材を育てる大学の設置への要望がありましたが、改めて今年の8月に四日市商工会議所から市に要望書が提出されました。

 

 様々な産業が集積する本市の特性を踏まえ、製造業の技術革新を支える人材や情報・通信分野の人材育成の等を担える大学が求められています。

 

 こういった点から、理工系の学部設置も視野に入れています。

 

 現在、国立大学、既存私立大学の意向調査等を行うとともに、三重県が検討を行っている県立大学の動向を踏まえ、関係者と協議を進めています。

 

 国立大学・既存私立大学の移転・拡充や県立大学の誘致、市立大学の設置も含め、あらゆる可能性を排除せずに検討を行っています。

 

 JR四日市駅前に大学が設置されれば、中心市街地への若者の流入にも繋がり、まちなかの賑わいにも繋がります。

 

 大きな可能性を秘めたJR四日市駅前再開発、大学誘致等についても着実に進めていきます。