児童虐待対応件数が全国的に増加傾向にあり、四日市市においても依然として高い水準で推移しています。

 

 家庭訪問等の対応の中では、保護者の「しつけ」と称した体罰が多く見受けられ、令和2年度の国の調査からも約4割の人が体罰を容認しているという結果が示されています。

 

 体罰は、脳機能や学習、情緒にも悪影響を及ぼします。

 

 改正児童虐待防止法が令和2年4月1日から施行されましたが、子どもへの体罰は禁止されています。

 

 「言うことを聞かないから」「悪いことをしたから」「しつけのため」等、どんな理由があっても子どもに「体罰」を与えてはいけません。

 

 こういった状況から、11月の『児童虐待防止推進月間』に合わせ、四日市市では体罰禁止を広く市民に周知する啓発動画を制作し、公表します。

 

 Youtube(四日市市HP、公式Facebook・Twitter)では、本日、11月1日から公開しています。

 

 

 また、10月31日~12月4日の期間、近鉄四日市駅ふれあいモールアーバンビジョンで当動画を流し、12月4日(日)に開催する「じんけんフェスタ2022」でも放映します。

 

 加えて、四日市市では昨年度に引き続き、11月から年度末に掛けて、児童虐待かもと思った時などにすぐに児童相談所に通告・相談が出来る児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」の啓発ステッカーを四日市市公用車、郵便車両、生活環境公社車両に貼り、啓発に努めます。

 

 児童虐待の早期発見、早期対応を図る為に、多くの方に「189」番の存在を認識して頂けるよう取り組みを進めていきたいと思います。

 

*「189」とは

 児童虐待かもと思った時などに、すぐに児童相談所に通告・相談ができる全国共通の「児童相談所虐待対応ダイヤル」です。

 

 「189」に電話をかけると近くの児童相談所(四日市市であれば北勢児童相談所)につながります。

 

 通告・相談は、匿名で行うこともでき、通告・相談をした人、その内容に関する秘密は守られます。

 

 なお、通話料はかからず24時間つながります。