昭和47年7月24日の四日市公害判決から、今年で50年を迎えます。
四日市市では、四日市公害の歴史と環境改善の歩みをふり返り、現在の環境問題についても学びを深めるための企画展『四日市公害判決50年展~過去をふり返り未来へつなぐ~』を7月1日(金)から8月28日(日)の52日間、そらんぽ四日市「四日市市立博物館」の4階特別展示室で開催します。
時間帯は、午前9時半から午後5時(入場は午後4時半まで)で無料で入場出来ます〔ただし、月曜日は休館日(8月15日は開館)〕。
企画展は以下の構成となっています。
①四日市公害と当時の子どもたち
②四日市公害の被害状況
③初期の対応
④四日市公害裁判
⑤環境改善の取り組み
⑥四日市の環境の今・未来
また、ミニシアターで子ども向けに『おじいさんのアルバム(アニメーション)』、大人向けに『環境改善の歴史』を上映します。
展示は、小学生を主人公として、子どもの目線から見た当時の四日市の様子を描いており、より子ども達の理解が進むように写真やパネルを多く使用し、環境にやさしい段ボール素材を用いています。
6月29日に行われた、事前の内覧会で私も展示を見ましたが、デザインや写真を多分に用られており、子どもにも分かりやすい工夫を凝らしています。
四日市公害について初めて学ぶ子ども達にとっても理解が進み、当時を知る方にとっても振り返りやすいものとなっています。
企画展をご覧になった後に、四日市公害と環境未来館の常設展に足を運んで頂ければ、より深い情報に触れることが出来ます。
企画展の期間は夏休みとも重なる為、多くの子ども達、ご家族にお越し頂けることを願っています。
そして、展示内容と連動した「コミュニケーションシート」というブックレットを会場で準備しており、展示を見ながらやお家に帰ってから、家族の方等と四日市公害について話し合える機会を持ってもらえる様にもしています。
四日市公害判決50年の節目に、改めて、四日市公害の歴史や教訓を振り返り、これからの更なる環境への取り組みに繋げていきたいと考えています。
企画展の開催期間中に、各種講演会も予定しています。
いずれの講演会も無料となっていますが、事前申し込みが必要となっていますので、ご留意下さい。
今後も、四日市市は公害を経験したまちとして、環境改善に向けた積極的な取り組みに挑戦し、更なる環境先進都市を目指していきます。
皆さん、企画展『四日市公害判決50年展~過去をふり返り未来へつなぐ~』に是非、お越し下さい。
≪【詳細】企画展『四日市公害判決50年展~過去をふり返り未来へつなぐ~』≫
なお、四日市港管理組合でも、四日市公害判決50年を迎えることから、「四日市公害と環境未来館」とタイアップして、港内巡視船「ゆりかもめ」に乗り、四日市公害の歴史や四日市港管理組合の水環境への取り組み等について学ぶことの出来る『四日市港クルーズ』を7月30日に実施します。
小学校4年生以上の方が対象となっています。
こちらもご興味のある方は、是非お申し込み下さい。
≪【詳細】四日市港クルーズ≫