前回に引き続き、今回のブログでも四日市市における『病児保育事業』取り組み状況について紹介します。

 

《【『子育てするなら四日市』病児保育の現状①】今年度から日永地区に『シェルーム』開設で市内4施設に》

 

 現在四日市市では市内で以下の4ヵ所の「病児保育室」が設置されています。

 

・四日市病児保育室「カンガルーム」

・桜花台病児保育室「チェリーケア」

・しもの病児保育室「ひばりルーム」

・ひなが病児保育室「シェルーム」

 

 これら4施設で、合計15名の定員となります。

 

 そして、この『病児保育事業』で10月から三重県内で初となる新たな取り組みがスタートします。

 

 これまで、病児保育室を利用する際には、各病児保育室に電話で申し込みを行って頂いていました。

 

 開室時間内での電話ですと、スタッフが直接対応出来、空き状況やキャンセル待ちの状況等もお伝えすることが出来たのですが、病児保育室が開室していない時間の電話ですと、詳細を一旦留守番電話に入れて頂き、次の開室日に留守番電話の内容を確認したスタッフが折り返しお電話するという形で手続きを進めていました。

 

 よって、これまで、留守番電話に内容を入れる際には、空き状況やキャンセル待ちの状況を把握が出来なかったことから、実際に病児保育室を利用出来るかどうかが分かりませんでした。

 

 こういった課題を改善するべく、四日市市では10月1日から「病児保育のネット予約受付」を開始します。

 

 「病児保育ネット予約受付システム」では、市内4ヵ所の病児保育室の空き状況の確認や、利用登録、予約申し込み、キャンセルがスマートフォンやパソコンから24時間可能になります。

 

 これにより、各病児保育室の空き状況もタイムリーに把握出来ますし、空き状況を把握した上でインターネットで24時間の申し込みが出来、インターネット上で手続きを済ませる為入室時に書類を書く必要も無くなります。

 

 今回導入する「病児保育ネット予約受付システム」は、「あずかるこちゃん」というサービスになります。

 

◆「病児保育ネット予約受付システム《あずかるこちゃん》」の利用手順は以下の通りとなります。

 

①病児保育室をご利用される方は、当サイトへのアカウント作成をお願いします。

 

《「あずかるこちゃん」URL》https://azkl.jp/

 

②利用したい病児保育室を選択し、利用者登録をお願いします(複数施設利用の可能性のある方はそれぞれの施設毎に登録します)。

 

③予約したい病児保育室を選択し、空き状況を確認の上、予約手続きを行います。

 

④予約が確定された場合は、病児保育室からメールにて通知が届きます。

 

 コロナ前は、年間のべ1,500人程が病児保育室をご利用頂いていましたが、コロナ禍となった昨年度はのべ400人程度と利用者は3分の1以下と大幅に減少しました。

 

 しかし、今年度に入り、利用者は再び増加傾向にあり、8月末時点でのべ600人程度の方が利用されています。

 

 今後も、利用増加が見込まれることから、病児保育を利用される多くの方が、気軽に簡単に手続きを済ますことが出来る様、これからも様々なサービス向上を目指し、新たな施策に取り組んでいきます。

 

 四日市市は、これからも保護者の子育てと就労の両立を支援し、「子育てするなら四日市!」を多くの皆様に感じて頂ける様、より一層の取り組みを進めていきます!