10月1日、四日市市交通安全協議会は『四日市市交通死亡事故多発警報』を発令しました。

 

 先月、9月の市内での死亡事故件数は3件となりました。

 

 また、この事故により令和2年の交通死亡事故件数が10件となり、昨年1年間の死亡事故件数5件の倍となりました。

 

 9月末の時点で、既に昨年の倍の交通死亡事故が発生していることは、非常に深刻な状況といえます。

 

 この様なことから、今後の交通死亡事故の発生に歯止めをかけるために、この度、10月1日~31日の1ヵ月、当警報を発令することとなりました。

 

 令和2年に発生した交通死亡事故の特徴は、大きく3つ(『夜間』『高齢者』『横断中』)あります。

 

①『夜間』の発生が多い

 夜間の発生が6件となり、全体の6割を占めています。

 

②『高齢者』の死者が多い

 高齢者が被害者となる事故が6件となり、全体の6割を占めています。

 

③『横断中』の事故が多い

 被害者が道路を横断中に発生した事故は、対歩行者が5件、対自転車が1件の6件で、全体の6割を占めています。

 

 今年発生の多くの交通死亡事故で、この3つの要素が重なり合って発生しています。 

 

 市民の皆さんには、現在、四日市市で交通死亡事故が多発していることと、『夜間』『高齢者』『横断中』の3つのキーワードを意識して頂き、交通安全意識を高めて頂く様、お願い致します。

 

 行政としても、関係機関との連携を図り、「のぼり旗の掲出」「電光掲示板への掲示」「市広報車による交通安全広報の実施」「大型店舗店内における交通安全放送の実施」等を展開していきます。

 

 また、三重県警(四日市北署、南署、西署)の協力も受け、期間中の「交通指導取締りの強化」「パトロール、街頭活動の強化」等を実施していきます。

 

 これ以上、悲惨な交通事故を起こさない様に、市民が一丸となり交通安全に取り組んでいきましょう。