今年3月に厚生労働省は、「市立四日市病院」を今年4月からの三重県北勢地域における『地域がん診療連携拠点病院』として指定しました。

 

 『地域がん診療連携拠点病院』とは、専門的ながん医療の提供、地域のがん診療の連携協力体制の構築、がん患者に対する相談支援及び情報提供などを行う医療機関となり、地域のがん診療の拠点病院となります。

 

 これまでも、「市立四日市病院」は、三重県北勢地域の中核病院として、救急医療、高度医療を提供してきましたが、がん診療の分野では『地域がん診療連携拠点病院』の指定を受けていませんでした。

 

 その為、10年程前から『地域がん診療連携拠点病院』の指定を目指し、診療従事者や診療実績を増やしたり施設面の充実を図る等、積極的な取り組みを進めてきました。

 

 その結果、今回『地域がん診療連携拠点病院』に指定される必須項目を全て満たす事が出来、悲願の指定を受ける事が出来ました。

 

 このことにより、「市立四日市病院」はこれまでにも増して、がん医療水準が高い医療機関として、市民の皆さんが安心して適切な治療を受けて頂くことが出来ます。

 

 さらには、がん医療提供体制の強化を図る目的で、三重県から補助金が交付されることになりますし、高度ながん治療が行えるという点から、がん治療への意識の高い医師の確保、質の向上にもつながります。

 

 「市立四日市病院」は、これまで『救命救急センター』『総合周産期母子医療センター』として地域の中核病院の役割を担っておりましたが、この度『地域がん診療連携拠点病院』の機能も加わりました。

 

 三重県下で、『救命救急センター』『総合周産期母子医療センター』『地域がん診療連携拠点病院』の3つの機能を有している病院は「市立四日市病院」のみとなります。

 

 今後も、高度な医療提供を行い、市民の皆さんに安心して頂ける愛される病院を目指し、「市立四日市病院」は様々な取り組みを進めていきます。