国外との海上輸送の取扱量を示す「外貿コンテナ取扱量」は、港湾において大変重要な指標になります。

 

 四日市港の「外貿コンテナ取扱量」は、2016年に国内港湾で10位に位置しています。

 

 速報値ではありますが、四日市港の2017年における「外貿コンテナ取扱量」が、これまでの最高であった2013年を抜いて過去最高を記録しました。

 

 2017年は、国内における「外貿コンテナ取扱量」自体が増加しましたが、四日市港は全国の港湾と比べてみても特に高い成長を遂げています。

 

 また、今年に入り、中国の海運会社SITCコンテナラインズ社によって、四日市港と中国・上海港等を結ぶ新たなコンテナ貨物の定期航路が開設されました。

 

 四日市港を経由する航路の開設は2年10カ月振りで、現在の週17航路から18航路へとなります。

 

 2015年以降、上海港に立ち寄る定期航路はありましたが、直行便はありませんでした。

 

 海上輸送で大きな伸びをみせている上海港との直行便が出来たことにより、四日市港での更なる取扱量の増加が期待出来ます。

 

 四日市市近辺の地域経済は回復基調にあり、四日市港を中心に更なる産業の活性化が見込まれます。

 

 今年1月に初の外国客船が寄港し、観光面でクローズアップされている四日市港ですが、貿易港としても大きな躍進を遂げています。