5月26日に「霞北埠頭流通センター竣工式」に出席しました。

 

 「霞北埠頭流通センター」は、日本トランスシティと伊勢湾倉庫の共同出資の下、稼働を始めました。

 

 敷地面積5万4800平方メートル、倉庫の延べ床面積3万9700平方メートルで、四日市港の物流施設としては最大規模になります。

 

 場所は、四日市港コンテナヤードに隣接しており、抜群の立地といえます。

 

 現在、平成29年度工事完了予定の四日市港と伊勢湾岸自動車道・みえ川越インターチェンジを結ぶ「臨海道路霞4号幹線」が建設中で、開通すれば名古屋方面へのアクセスが飛躍的に向上することになります。

 

 四日市港は、昨年(2016年)の四日市港の外貿コンテナ貨物取扱量が3年ぶりに増加に転じ、今年も更に前年度を上回る実績を上げています。

 

 今後、新名神高速道路〈四日市JCT⇔亀山西JCT〉、東海環状自動車道〈西回り区間(新四日市JCT⇔大安IC)〉が共に平成30年度供用を予定しており、四日市港を利用して頂けるエリアの拡大と利用者の利便性の向上が一段と進みます。

 

 ちなみに、コンテナ貨物を取り扱う三重県企業の四日市港の利用割合は3割程度に留まり、6割程度のコンテナ貨物が名古屋港を利用されている状況です。

 

 四日市港としても、近年の道路交通網整備や新物流センターの稼働という利便性が向上するという点をしっかりと地元企業にアピールし、コンテナ貨物取扱量を増やしていかねばなりません。

 

 この度の流通センターの整備や今後の道路網の整備は、四日市港の競争力の大きな後ろ盾になります。

 

 四日市港のポテンシャルは高く、その環境を活かし、熾烈な港間競争に勝ち抜いていきます。

 

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