四日市港は、三重県・四日市市が出資して設立された『四日市港管理組合』が管理しています。
『四日市港管理組合』は、管理者は三重県知事、副管理者は四日市市長を含む2名となっており、四日市市長の私は四日市港管理組合の副管理者を務めています。
つまり、四日市市や三重県は四日市港について、直接的に関与しているのではなく、四日市港管理組合を通して県と市が協調する形で間接的に関与しています(四日市港管理組合の経費は、県と市がそれぞれ5:4の割合で負担)。
現在の四日市港は、50を超える国内港湾の中で「外貿コンテナ貨物取扱量(TEU)」が9位と比較的高いポジションに位置しています。
東京港、横浜港、名古屋港、神戸港、大阪港の国内5大港に比べると規模は遠く及びませんが、地方の貿易港としてしっかりとした地位を確立しています。
昨年(2016年)の四日市港の外貿コンテナ貨物取扱量は、17万9,433TEUとなり、3年ぶりに増加に転じ、その増加率は5大港の伸び率を大幅に上回っています。
今後も、外貿コンテナ貨物取扱量の増加に向けて積極的なポートセールスを行っていかねばなりません。
外貿コンテナ貨物取扱量を増やすには、やはり新規航路の開設が重要になります。
現在、四日市港の海外航路は一週間に17便あります。
5月9~11日の3日間、四日市市長(四日市港管理組合副管理者)として台湾の船会社を訪問し、四日市港に寄港する新規航路の開設に関するトップセールスを行ってきました。
待望の北米航路、中国航路の実現に結びつくことを願っています。
国内港湾の熾烈な競争が繰り広げられている中、四日市港の外貿コンテナ貨物取扱量の増加につなげていく不断の取り組みが必要になります。
今後のブログでは、四日市港のポテンシャルの高さや外貿コンテナ貨物取扱量増加に向けての取り組みについて紹介していきます。