今回のブログでは、所信表明の際に発表した7つの基本方針の内、第2の方針である『産業振興』について取り上げます。

 

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第二の方針として、本市の発展の礎である産業の振興に力を注ぎ、地域経済の拡大・活性化を図ってまいります。本市の財政力の高さは、企業投資に起因する税収と雇用に支えられています。企業誘致や更なる設備投資の促進につながるサポートを行い市民サービス向上の原資となる税収の拡大を図り、ひいては財政力指数の向上を目指していきます。

 

国内の石油化学企業の統合・集約が進められる中、本市の臨海部コンビナート地域の持続的な発展に向けた取り組みが必要になります。また、設備投資が進む内陸部製造業においても更なる投資促進につながる働き掛けが必要になります。これらの課題に対応するために企業ニーズをタイムリーに把握出来る企業と行政のより一層緊密な関係構築が必要になってきます。企業と行政のトップ間での信頼関係、事務レベルでの連携を強化し、行政としての支援体制を充実させていきます。

 

また、本市の臨海部コンビナートで取り扱われている水素に着目し、国との協調を図りながらクリーンエネルギー等の新産業創出の可能性についても積極的に調査、研究を進めていきます。産業の発展と環境の改善を両立してきたという本市の歴史や臨海部コンビナートの強みを活かし、地球環境の視点も踏まえ、最先端の環境技術が集積する環境先進都市を目指していきます。

 

本市には地域に根付いた多くの中小企業や地場産業があり、これら中小企業等は、本市の活力を支える産業基盤であります。地域経済の発展の観点からもこれら中小企業支援にも力を入れていかねばなりません。

 

まずは、地元企業に出来ることは地元企業に、というコンセプトの下、入札制度改革を進め、本市に本店、支店を設ける企業の競争力強化につなげていきます。

 

そして、昨年に覚書を締結したベトナム・ハイフォン市との経済交流を新たな軸とし、中小企業の海外進出に対して支援を行ってまいります。中小企業の新たなビジネスチャンスの創出に力を注いでまいります。

 

更には、農業などの第一次産業においても、高付加価値化や販路拡大など、意欲ある方が希望を持って取り組める産業としてのあり方について、有識者が参画する会議体を設置し検討を進めていきます。

 

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次回ブログでは、第3の方針となる『地域力の向上』について取り上げます。

 

≪関連ブログ≫

・【市長就任所信表明①】<導入>四日市市の現状認識/人口流出都市からの脱却/新しい経営モデルの構築

http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12238197168.html

 

・【市長就任所信表明②】<子育て・教育支援>子育て世代から選ばれるまち四日市へ/新たな教育改革を

http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12238198323.html