6月29日、四日市市議会では6月定例月議会 予算常任委員会全体会が開催されました。
今回の予算常任委員会全体会にて、最も議論の時間が割かれたのは『中心市街地拠点施設整備事業』の基本計画策定経費400万円の審議でした。
全体会前に行われた『総務常任委員会』における審議では、当該予算が賛成2、反対5で否決された事から、予算常任委員会全体会において如何なる結果になるのかに注目が集まっていました。
《参考ブログ》
・【どうなる四日市市新図書館③】関連議案が総務委員会にて否決、そして予算委員会全体会送りへ!
⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12173917187.html
私は前回のブログでも記載しましたが、①議会での議論を軽視した、報告書提出から2ヶ月のスピード上程であったこと、②中心市街地活性化の視点のみで新図書館の視点が一切無い状況での場所の決定であったこと の主に2点の違和感から担当の総務常任委員会では反対の立場を表明しました。
やはり、新図書館の視点が一切入らず場所が決まっていくことに大きな抵抗がありました。
場所が決まらなければ詳細な計画を立てられないという意見もありますが、ある程度の新図書館に対する構想が無いと取り返しのつかない事になる可能性があります。
場所云々というよりも、私はその進め方、決定プロセスに異議を唱えたのです。
予想通り、予算常任委員会全体会でも賛否含め議論は紛糾しました。
そして、最終的に市長が予算常任委員会全体会に出席を求められ、『様々な意見を踏まえながら議論を進め、場所においても変更があり得る』との答弁を行いました。
つまり、基本計画策定の中で新図書館の構想を行い、仮に当該場所が新図書館にふさわしくないという議論になった場合には場所の変更もあり得るという事です。
如何なる状況においても場所の変更は無いという、これまでの行政の説明から大きな変更がありました。
私は、新図書館≒中心市街地活性拠点施設の計画を様々な意見を尊重しながら、じっくり進めるべきと言うスタンスであった為、この方針変更に一定の評価を下しました。
多くの議員も市長の方針変更を評価し、最終的に当予算は満場一致で認められることになりました。
議会審議が行政の判断を大きく変えさせた事は、大きな意味のある予算常任委員会であったと言えます。
《関連ブログ》
・【建設から43年、どうなる四日市市新図書館構想!】~先駆的な図書館が全国に続々と開館~
⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12128280869.html
・【どうなる四日市市新図書館】場所は市役所東側に決まるのか。6月定例月議会に関係議案上程!
⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12168589259.html
・【どうなる四日市市新図書館②】何が問題なのか。議会軽視の拙速な議会上程。
⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12169265537.html
・【どうなる四日市市新図書館③】関連議案が総務委員会にて否決、そして予算委員会全体会送りへ!