四日市市教育委員会は、毎年度『四日市市学校規模等適正化計画』にて今後10年間の市内の公立小中学校の生徒数推移を試算しています。

 

 四日市市には、38の公立小学校、22の公立中学校があります。

 

 日本全国で少子化が進む中、四日市市のおいてもその傾向は同じです。

 

 『四日市市学校規模等適正化計画/平成27年度改定版』によると、小学生の人数は平成28年度16,353人が、10年後の平成37年度においては15,344人まで1,000人程減少するとされています。

 

 10年で6%程度の小学生が減少する事になります。

 

 では、市内の公立小学校38校が全て生徒数が減るのかと言えばそうではありません。

 

市内の38の公立小学校の内、生徒数が減少するのが27校、増加するのが11校あります。

 

 今後10年間で、最も生徒数が減るのが、現在生徒数が最も多い川島小学校で327人の生徒が減ります。

 

 逆に、最も生徒数が増加するのが、四郷小学校で10年間で194人増えます。

 

 市内の地域によって少子化の進み具合に差があり、逆に生徒数が増加する学校もあり、2極化が進んでいると言えます。

 

 『四日市市学校規模等適正化計画/平成27年度改定版』のデータに基づいた、平成28年度における生徒数の上位5校、下位5校、推計に基づく平成37年度の生徒数上位5校、下位5校を示します。

  • 四日市市公立小学校 平成28年度 生徒数上位校
  1. 川島小学校 837人 
  2. 常磐西小学校 828人
  3. 海蔵小学校 782人
  4. 大矢知興譲小学校 751人
  5. 常磐小学校 739人
  • 四日市市公立小学校 平成37年度 生徒数上位校
  1. 常磐西小学校 868人
  2. 大矢知興譲小学校 818人
  3. 富田小学校 724人
  4. 内部東小学校 701人
  5. 海蔵小学校 650人
  • 四日市市公立小学校 平成28年度 生徒数下位校
  1. 中央小学校 169人
  2. 八郷西小学校 174人
  3. 水沢小学校 175人
  4. 塩浜小学校 176人
  5. 笹川東小学校 190人
  • 四日市市公立小学校 平成37年度 生徒数下位校
  1. 三重北小学校 103人
  2. 小山田小学校 125人
  3. 橋北小学校 145人
  4. 中央小学校 151人
  5. 八郷西小学校 164人

 次回以降のブログにて、市内各地域における少子化の状況を分析していきたいと思います。