6月9日に行われた6月定例月議会 一般質問において『中核市移行』について取り上げました。


四日市市は、平成10年に作成した四日市市総合計画にて中核市への移行を明記しました。


しかし、それから17年も経った今でも、中核市への移行が実現しておりません。


 なぜ、中核市移行が進まないのか。


 2年以上前のブログに、四日市市が抱える『産廃問題』が中核市移行を阻んでいるという内容の記事を書きました。


《参考ブログ》

■【なぜ四日市市は中核市になれないのか】 ~重くのしかかる産廃問題~

http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11462463907.html


 今もなお中核市移行が進まないのは、産廃問題だけが原因なのでしょうか。


 そうではありまえん。 


 4年前の総務常任委員会にて配布された資料によると、四日市市が中核市に移行する前提条件として「大矢知・平津産業廃棄物不適正処理事案に関して、県のモニタリング結果が示され、基本合意書に基づく具体的な対策が確定」と記載されています。


 簡単に説明すると、大矢知・平津事案については具体的な対策が決まったら、市は中核市移行を進めるという段取りだったのです。




 中核市移行が進んで無いということは、この4年間大矢知・平津産廃事案は全く進展が無かったということでしょうか。


 実は、平成23年11月23日に地元自治会、三重県、四日市市の三者による「実施協定書」の調印により「具体的な対策工法」について地元合意を得て確定しているのです。


 また、平成25年4月9日に「三重県四日市市大矢知町・平津町地内産業廃棄物不適正処理事案に係る特定支障除去等事業実施計画」が環境大臣同意を受けているのです。


 つまり、前述した「大矢知・平津事案の具体的な対策」は、2年以上前に既に確定しているのです。


 中核市移行手続きの前提条件が2年以上前にクリアになっているにも関わらず、中核市移行は進んでいないのです。


 加えて、四日市市は国や県との協議を平成25年度までは継続的に行われていましたが、平成26年度以降、ここ1年間は全く行われていない状況です。

 市長が重要施策として掲げてきた中核市移行が、市民が大きな期待を寄せている中核市移行が、現在この様なお粗末な状況になっているのです。

 

中核市移行とはその程度の話だったのか。


 この様な消極的な行政の姿勢に対して大きな憤りを感じ、一般質問で現状を明らかにしました。



【関連ブログ】


■【なぜ四日市市は中核市になれないのか】 ~重くのしかかる産廃問題~

http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11462463907.html


■【視察報告】「中核市」になるという事 〔事務権限増大により高度な自治体運営を行う〕

http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11459339168.html