今回のブログでは、四日市市の『学童保育』の現状と「小山田地区の動き」について書いていきます。
両親が働きながら子育てをされている家庭において『学童保育』は必要不可欠なものとなっています。
市内でも、42箇所の学童保育が設置され、合計1,600名程度の児童が利用しています。
四日市市の『学童保育』は、民設民営(民間が立ち上げ、民間が運営を行う)というルールで設置・運営されています。
ですから、市民や自治会が主体的に「学童保育所」を作っていくという動きを取らねば、各地区に学童保育所は出来ない仕組みになっています。
市としては、民間での設置、運営に対して間接的に補助金支援という形で援助を行っています。
現在、市内の小学校は38あります。
その38の小学校区で学童保育が無い学校区は以下の3つ。
「笹川東小学校」「橋北小学校」「小山田小学校」です。
しかし、実態を見てみると、「笹川東小学校」の生徒は、「笹川東小学校」と「笹川西小学校」との間付近に設置されている「笹川西小学校」区にある笹川学童保育所に通っており、学童保育が利用できています。
また、「橋北小学校」の生徒においても、地区内に『橋北児童館』が存在し(学童保育とは設置目的は違うものの実際は学童保育の受け皿になっている)ている事と、隣の学校区である中央学童保育所が橋北小学校から徒歩圏にあることから橋北小学校に通う20名もの児童が中央学童保育所を利用しており、学童保育を利用出来ています。
これらを踏まえると、実質的に学童保育サービスを受けられない小学校は38ある小学校の中で『小山田小学校』のみとなります。
私にとって小山田地区は中学校が同じ地元になるので、これまでも小山田地区に学童保育を設置して欲しいという声を多く聞いてきました。
私も小山田地区に学童保育所が必要であるという考えの下、様々な関係者と協議を進めて来ましたが、冒頭に説明した様に、学童保育所は民設民営である事から、小山田地区の方々が主体的になって立ち上がらなければ学童保育の話は進まない状況でした。
そんな中、ここへ来て大きな動きが出て来ました。
私の中学校時代の同級生である平山君が、先般『小山田学童保育所設立準備委員会』を立ち上げ、小山田地区に学童保育を設置する取り組みを始めました。
私も取り組みの当初から相談を受け、現在関係者との調整等バックアップをさせてもらっています。
ただ、小山田地区にて「学童保育所設立」の取り組みの認知度がまだまだ低い事から、当人も大変苦労しています。
当ブログをお読みの小山田地区の方々はぜひこの「学童保育所設立」の取り組みを応援して頂きたいと思います。
学童保育所設立には、大きなハードルがいくつもあります。
次回のブログでは、今小山田地区の学童保育所設立の活動が抱える問題を整理していきます。