昨年の8月定例月議会において、『本市の拡大する有害鳥獣被害について』の一般質問を行いました。


 当時の一般質問の内容は以下のブログ記事をお読み下さい。


■拡大する有害鳥獣被害にどう立ち向かうか〔ブログ:2回シリーズ〕


《「追い払い」から「駆除」へ》

http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11601681036.html


《市への3つの提案》

http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11602357333.html


 その中で、私は大きく市に対して以下の3点の提言を行いました。


1.猟友会に対する「さるどこネット」電波受信機の支給台数拡大


2.猟友会の体制強化に向けた狩猟免許取得の推奨


3.「電子柵等の購入補助金」対象枠の拡大


 その後、本市における「有害鳥獣対策」で大きな動きが見られました。


まず、昨年の11月定例月議会に、『有害鳥獣対策事業』関連の補正予算が上程され、可決されました。


 その中で、私が一般質問の3項目目で取り上げた「電子柵等の購入補助金」についても230万円が含まれていました。


 これまで、「電子柵等の購入補助金」の需要は高かったものの、年度内に補正予算という形は取られたことが無く、他の予算の流用でまかなっていました。


 それが、今年度からは補正予算という形で、表に見える形で議会に上程されてきたのです。


 更に、一般質問の1項目目で取り上げた「猟友会に対する「さるどこネット」電波受信機の支給台数拡大」についても進展があり、補正予算という形ではありませんが、一般質問当時は猟友会に2台のみの貸与だったものが、その後貸与数が拡充され3台増の5台貸与となりました。


 猟友会会長からは、「貸与数が増え、有害鳥獣駆除の効率も上がり、狩猟数が増加した。」との報告も頂いております。


 こういった状況からも、確実に本市の有害鳥獣対策は進展を見せています。


 また、市は11月定例月議会上程の補正予算で、350万円で「サル大量捕獲囲いワナ」2基の設置も決めました。


 この「囲いワナ」ですが、愛知県東栄町で1年9ヵ月で61匹のサルを捕獲したという大きな実績を持っています。


 それが、市内に2基設置されるという事から、この「囲いワナ」に大きな期待を寄せています。



 本市としては、新たな有害駆除対策の導入となり、積極的な施策展開と言えます。


今後も定期的に有害鳥獣対策の状況について、ブログで報告していきます。