オルセー美術館に出掛けました。
4年前は公務員のゼネスト中だったので部分閉鎖しており、ドガ、ユトリロ、モジリアーニ、ルソー等の人気コーナーが観られず、今回はそのリベンジでもありました。

オルセーは元駅舎。線路跡?に沿って入場しました。


ゴッホの企画展があったので、今回はそれに絞ってご紹介します。常設展は空いていてゆっくり鑑賞できましたが、ゴッホ展は大行列でした。フランスでもゴッホの人気は凄いですね。

ご存知、「自画像」


「医師ガシェの肖像」


「ピエタ(ドラクロアを模して)」。ドラクロアの絵とはかなり異なりますが、マリアが手を広げているところはそうかなという感じ。


企画展は、ゴッホ終焉の地オーヴェル・シュル・オワーズでの作品がほとんどでした。

「わらぶき屋根の家々」


「オワーズ川の岸辺、オーヴェルにて」



「オーヴェルの教会」


「オーベルの階段」


「オーヴェルの眺め」


「庭のマルグリット・ガシェ」。ゴッホは精神科医の娘マルグリットに惚れ込み、それを知ったガシェは即、娘をゴッホから遠ざけたそうです。


「二人の少女の肖像」


「アドリーヌ・ラヴンの肖像」


「白い家のあるオーヴェルの小麦畑」


「カラスのいる麦畑」。この絵は心の病に悩むゴッホの不安を表わすとされてきましたが、むしろゴッホが完成させた線描と厚塗りの力強さ、自信を感じます。ゴッホは線描と厚塗りのドラクロアだ!



「木の根と幹」。生命力にあこがれ描いたそうです。


「雷畑の下の麦畑」。ゴッホ絵画の完成形だと思いました。


ゴッホは、オーヴェル・シュル・オワーズで一日1〜2枚の絵を仕上げていたそうです。
企画展は、初めて見る絵が多くその機会を得て大満足でした。