火曜日は上野東京ラインを試乗
一昨日火曜日は、3月14日に開業した上野東京ラインを試乗して来ました。
上野東京ラインは新線ではなく、東北本線の線増です。建設当初は「東北縦貫線」と呼ばれていました。東京止まりの東海道線と、上野止まりの宇都宮線・高崎線・常磐線を結ぶ路線です。山手線電車と京浜東北線電車しか走らない東京~上野間の混雑緩和のために建設されました。
火曜日は川崎駅から東海道線上り・宇都宮線直通 宇都宮行に乗車しました。
↑↑↑東海道線・川崎駅発車標。かつては東京行ばかりでしたから、新鮮な光景です。
この電車で上野東京ラインを試乗しました。東京→上野間で前面展望ビデオの撮影をしました。
上野駅で下車し、電車が行き交うのをしばし眺めていました。上野東京ラインから常磐線へは平面交差があります。ダイヤ作成の苦労が偲ばれます。
↑↑↑(上5点)上野駅にて。
今度は上野→東京間の前面展望ビデオを撮影したいと思い、日暮里まで行き、折り返して常磐線の品川行に乗車しました。快速電車のE231系でした。この電車で上野から東京を通り越して、品川までのビデオ撮影をしました。
↑↑↑品川駅の発車標。
↑↑↑上野駅ではありません。ここは品川駅です。
「中電」オンリーだった区間に、グリーン車のない「E電」(注:死語)車両が乗り入れて来るのは不思議な光景です。
↑↑↑品川駅にて、常磐線経由成田行。品川から成田まで乗り換えなしで行ける経路は、総武本線経由に加え、今回新たに常磐線経由も加わりました。(ただし夕ラッシュ時に3本だけですが)
品川からは再び東京方面へ向かいました。上野東京ラインの北行きは、川崎以遠発(宇都宮線・高崎線直通電車)と品川始発(常磐線直通電車)では、品川を出てしばらくの区間の走行線路が異なります。最初に乗車したのが宇都宮線直通電車だったので、今度は品川始発の常磐線直通電車に乗って、異なる線路を走るのを確かめたかったのです。
品川始発の電車は、品川を出て車両基地(東京総合車両センター 田町センター)のすぐ横をゆっくりと走り、車両基地が収束した地点で上り本線に合流しました。
既に夕ラッシュの時間帯になっていました。それで新橋駅で下車し、ホームで電車が発着するのを眺めていました。それから東京駅に行きました。
上野東京ライン開業に伴い、東京駅は東海道線始発駅の座を明け渡す事になりました。しかし18時30分頃から19時頃にかけて、上野方面からやって来る南行き電車を東京駅で眺めていましたが、大体どの号車にも空席が見られました。なので、列の前の方に並んでいれば、夕ラッシュ時の東海道線下りに東京駅から乗車しても、座れるようでした。(こればかりは絶対に座れるとは断言出来ませんが)
反対の北行きの方は、新橋でかなりの乗車があり、東京でさらに大勢乗車するので、東京発車時点で大混雑でした。これだけの数の乗客が、これまでは山手線と京浜東北線の2線だけで運ばれていたと考えると、上野東京ラインの効果は十分にあったと思います。ただ、10両編成の列車が時折見られました。この混雑に10両なのはどうかと思います。ラッシュ時はすべて15両編成にしてもらいたいものです。
夕方以降に東海道線上りで東京に行く方は要注意です。これまでは東京に近づくにつれてどんどん空いて来たと思います。しかしこれからは、東京に近づくにつれて逆にどんどん混んで来るのです。東京で下車したいのなら、あらかじめ扉のそばに移動するといった防衛策が必要になって来ると思います。
↑↑↑東京駅にて。ダイヤ改正以降は、E231系とE233系の併結も見られるようになりました。
↑↑↑同じく東京駅にて。215系「湘南ライナー」(左)とE657系 特急「ひたち」(右)の並び。
これで東京駅を後にしました。
帰りに「書泉グランデ」に寄り、貨物時刻表を買って帰りました。
↑↑↑書泉グランデ6階で書籍購入時にプレゼントされた「北陸中日新聞」北陸新幹線開業特集号。