~ 心の健康奉仕~ 徒然なるままに  心療内科-もりの緑メンタルクリニック

~ 心の健康奉仕~ 徒然なるままに  心療内科-もりの緑メンタルクリニック

横浜市青葉区田園都市線たまプラーザ駅から3分のメンタルクリニック、心療内科、精神科。ストレスやうつの治療を行う精神科専門医。薬物療法やカウンセリングによる懇切丁寧な治療。不眠、倦怠感、更年期障害、自律神経失調症などの症状があれば受診をおすすめします。

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報道の一部をみてコメントするのもどうかと思いますが、
大阪市で提案されようとしていた「家庭境域支援条例」
についてはいささか驚きを禁じ得ません。

報道を鵜呑みにすれば
「発達障害は乳幼児期の愛着不足が原因でおこる」
「伝統的子育てで障害が予防できる」
そうです。

どこからこのような考えが出てきたかはわかりませんが
発達障害をもつ家族や、あるいは治療に従事している者からみれば
はなはだ見当違いであり、行政に携わる方々の不見識に驚かされます。
条例案を作る前に専門家の意見を聞いているのでしょうか?

精神科に限らず、多くの疾病はその発病要因として
遺伝的要因と環境要因を持ちます。
発達障害は精神科の疾患のなかでも
比較的遺伝的傾向が高いことが知られています。

したがって、家庭の環境も大事ですが、
社会全体で支援をするという考えが必要となります。

発達障害は子供だけの問題ではありません。
発達障害をかかえたまま成人になり、
支援もないまま社会で苦労されているかたはたくさんいます。
社会全体で発達障害を理解し、差別を撤廃して
必要な支援を行うことが必要です。

発達障害に限らず、病気には社会的支援が必要です。
それを家族の問題に矮小化する構図は
介護保険が提案されたときにもみられたと記憶しています。
少なくとも行政は疾患を理解し、
患者や家族を孤立させる発想は捨てなければなりません。

「維新の会」は家族会の講義を受けて条例案の提出を撤回したようですので
この辺は潔いかと想います。
しかしながら他の県の条例に責任を転嫁するのは
潔さとはほど遠いようでもあります。


関越自動車道で痛ましい交通事故が起きました。
多くの犠牲者を出し大変残年です。

高速バス事業は利益がでるので最近は過当競争になっていたようです。
報道によれば規制緩和により自由競争が高まり
参入会社の増加とともに値下げ競争があったようです。

確かに規制緩和によって価格が下がり、
業界が活性化し、雇用が増える、
という夢物語は一定の事実ではあると想います。

しかしながらその影には競争原理のもとに、
安全性の低下、労働条件の悪化などの影もあり
消費者にとっては安かろう、悪かろう、
という選択肢が与えられるようになっています。
しかもその危険性を知らされずに

1970年代のアメリカの航空業界の規制緩和がなにをもたらしたか
もう一度考えるべきです。
その時もたらされたものは、運賃の低下とともに
多くの航空事故と快適でない旅行
さらには業界の再編による寡占でした。

「良い物は高く、安全なものも高く」という事実は
ある程度仕方がないものとして受け止める必要があります。

安全を犠牲にするのではなく
安全を確保しながら、いかにコストを下げるかが
日本人の智恵ではないでしょうか?
むやみな規制緩和を信奉するのではなく
生命、生活を守るメリハリのきいた
規制緩和が必要なのではないでしょうか。



季節の変わり目では体調が悪くなりがちです。
風邪をひいている方や
自律神経の調子が悪くなる方が目立ちます。

自律神経の調子が悪くなると
めまい、ふらつき、吐き気、食欲不振、頭痛、肩こり
などの症状がでます。
中には微熱が1ヶ月以上も続く方がいます。

ストレスは精神科では心理的な不快感をさしますが
もともとは工学の用語で外部からの力を意味します。
原発で使用されているストレステストも最近有名ですね。
気温、湿度、明暗などの物理的な刺激も
ストレスとなって体調に影響を与えます。

特に更年期の方や御高齢の方は
無理をしないで、睡眠や休息を充分にとって
体調をくずさないようにしましょう。

たまプラーザメディカルモールによる健康講座がひらかれます。

今回で第6回目となります。

平成23年9月25日午後2時から

約1時間30分の予定です。


「たまプラーザメディカルモール」は

田園都市線たまプラーザ駅南口から

徒歩2分のところにあります。

2階「とくうえ内科」で行われます。


今回のテーマは40代、50代を輝かせる」ということで

更年期など、体調の変化が起こりやすい年代の方の

この時期にかかりやすい病気について

内科、婦人科、心療内科、整体の各専門の先生から

わかりやすい講演が行われます。


参加は無料で予約はいりません。

ふるってご参加ください。



新総理大臣が決まりました。
いろいろごたごたしていましたので、
これから落ち着いた政治をしてもらいたいと思います。

二人の前任者は「友愛」、「最小不幸の社会」といった
わかりやすいようで、よくわからないキャッチフレーズを掲げていました。

野田新首相は「どじょうの政治」という、いかにも格好の悪い表現をしていますが
よく言えば実直さの表れで
悪く言えばもう少し夢を語ってください、と言いたくなります。

党内融和は政治的には必要なことでしょうが、
国民が「なるほど」と思えるような思い切った政策も期待したいものです。
実際、かなり思い切った根本的な改革をしなければ
21世紀の日本の未来は危ういかもしれません。

額に汗を流して働いている国民がおさめた税金が
適切にかつ効果的に使われるように
今後も注目していきたいと思います。