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国際認定テクニカルアナリストが贈るマーケットレポート

国際テクニカルアナリスト連盟(IFTA)
認定テクニカルアナリストが贈る
FX、株価指数、コモディティの
マーケットレポートです。

はようございます。

国際認定テクニカルアナリストのもりです。



ニュージーランドは今年に入って、唯一主要国の中で利上げを行い、
NZ/円は円キャリーを背景に4月1日に89.93円まで上昇しましたが、
その後は調整局面入りし、先週木曜日に一時86円割れまで下落しました。


NZドル/円 週足

NZ円 週足


NZドル/円の週足では、2012年5月28日週の安値57.96円、
2013年8月26日週の安値75.11円を結んだ長期上昇
トレンドライン(サポートライン)に向かって
低下しています。


このサポートラインを維持し、2013年3月31日週の高値89.93円を
起点としたレジスタンスラインをブレイクすることできれば、
再度年初来高値を目指す可能性はあります。


ただし、上記のサポートラインを下抜けた場合には、2012年6月
から始まった約2年に及ぶNZドル高・円安トレンドに対する
トレンド転換が示唆され、下値模索の展開に転じる可能性が
高いと考えられます。

さらのヘッジファンドなどの投機筋が注目している40週移動平均線
を明確に下抜けると円キャリーの巻き戻しが加速する可能性があります。


その際の下値目途は


2012年5月28日週の安値57.96円から2014年3月31日週の高値89.93円
までの上昇幅に対するフィボナッチ23.6%押しの82.40円、38.2%押し
の77.70円、50%押しの74.00円、61.8%押しの70.20円などが
予測されます。



最近のNZドル高を背景にNZの景況感が悪化してきています。今後も
景況感の悪化が続けば、利上げ観測の後退につながり、円キャリー
の巻き戻しが強まる可能性が考えられますのでご注意ください。



最後まで読んでいただき有難うございました。





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