建築エコノミスト 森山のブログ

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今年の春のことでしたが、ちらっと耳にしたニュース。

音楽の甲子園が閉鎖になるらしい…

 

その時点ではですね、正直あまりその意味を理解していませんでした。

そもそも、吹奏楽に接したのは、

小学校の音楽の授業で熱心な先生が鼓笛隊にホーンを加えたとき以降

中学と高校のブラスバンド部の友達がやっていたなあ…という程度

京都アニメーションの「響け!ユーフォ二アム」というアニメがあったなあ…という程度

 

 

もちろん、さまざまなイベントに吹奏楽団は出ているし、元ブラスバンド部の友人も多数います。

あの金属のメカニカルなデザインから奏でられる音、真鍮と木の組み合わせのディテール、

金楽器を演奏できるとカッコいいなあ、とも思ってました。

 

コントラバスクラリネットの奏者の音楽家の方の家も設計したことありますし…

意味を理解できていなかったのは「吹奏楽の甲子園」というところです。

もちろん、この表現を見るとピンとはきますよ、サッカーの国立、ラグビーの花園とかみたいに、

ブラスバンド部が年に1回とか全国大会やるんでしょ?という風に。

具体的にイメージできなかったのは、その甲子園とやらが一体どこにあるのか?を知らなかったからなんです。

甲子園なんて呼ばれるような場所があんの?と

 

ところが、俄然、興味を持ち始めたのは、甲子園ということは知らないんだけども、よく知ってる建物でした。

それが「普門館」です。

 

もう30年近く前から、その存在は知っていました。

大学の建築学科の頃に、友人と車で環7を走っていて、

 

 

ふと、あれっ?

 

 

「あれっ?今の、なになになに!なんかチベットみたいの?お寺みたいの!」ということで、折り返して近くに行ってみる。

うわっ、なんだ?この建築?

雑誌とか、新建築とか近代建築図集とかに載ってないけど!

 

 

カッコいいじゃん!

黒川紀章?丹下健三?大谷幸夫?菊竹清訓?

それとも、やっぱ、碧いニルヴァーナ?

 

 

という、建築学科の学生なら思うに違いない建物でした。

それが「普門館」との出会い。

 

その後、いろいろと現代建築の知識が増えていくと、どこの建築家の作品集にも評論集にも上らないこの建築のことは、

いつのまにかその存在すら忘れておりました。

 

はずかしながら、不肖、

その、普門館が吹奏楽の聖地だったんだ、ということは、解体のニュースを聞いて初めて知ったのです。

 

つづく

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