やっぱり君が好き(46)会えなかった分、思いっきり甘える瑞穂。 親の愛情を知らない瑞穂。どこかで瑞穂を恭太と重ねていた。 「瑞穂くんって、大好きな彼に似ている所があるんだ。彼もね、親に捨てられたの。小学校の時にね、」 アンナは瑞穂に恭太の過去を話した。 「僕より辛い想いをしてたんだね。」 「そうだね。挙げ句の果てにはこの私に捨てられて自分から姿消すんだよ!おいっ!って話だよ。」 恭太に会いたい気持ちが強くなる。