アンナと恭太は周りがうらやむぐらい順調だ。
高2になるとクラスが別れる。それでもサボり教室で毎日お弁当を食べたり、時々一緒にサボったり、放課後に一緒に過ごしていた。
「ねぇ。修学旅行のフリー時間一緒にデートしよ。」
「それ、俺も思った。でもルート違くね?」
「そこはどうにかする!だってこんなこと無いんだよ!」
「まぁ何とかなるか!見つかったときはお互い様な。」
「うん。恭太となら一緒に叱られてもいい。」
「こいつ、馬鹿だ。」
案の定先生に見つかり説教を食らう。
一緒に説教を受けるはずが、恭太がアンナをかばい、一人で受け三日間の謹慎を受けることに。
「恭太ゴメン。」
「さすがに謹慎はないだろ。かばうんじゃなかった(笑)アンナに会えないのマジ無理。」
「じゃあ私も三日間休む。仮病使う。」
「それはダメ。ちゃんと学校行って。じゃないと勉強教えてもらえないから。」
「(笑)。そこかい!」
短いようで長い三日間の謹慎が終わり一緒に学校に行った。
高3の文化祭。クラスは同じになったが、アンナは演劇の照明係。恭太はフリー。
「恭太なんで一緒にやってくれなかったの?最後の文化祭一緒に居れると思ったのに。つまんない。」
「アンナ、今から腹痛起こせ。そうしたら保健室で・・・。」
「ばっかじゃ無い!信じらんない。もうあっちいって。私、忙しいから」
高校最後の文化祭で喧嘩。周りが近づけれないぐらいの勢いで恭太を睨みつける。
「穴埋めするから。ほんとゴメン。」
その場を逃げるように去って行った。
文化祭の打ち上げでも無視するアンナに恭太がキレる。
友達と盛り上がっているアンナの腕を掴み教室を出る。