やっぱり君が好き(13) | mori--coのブログ

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高校生カップルの10年越しの恋愛ストーリー
26歳になった2人の運命は・・・?

毎週日曜・木曜日更新予定

アンナと恭太は周りがうらやむぐらい順調だ。

高2になるとクラスが別れる。それでもサボり教室で毎日お弁当を食べたり、時々一緒にサボったり、放課後に一緒に過ごしていた。

「ねぇ。修学旅行のフリー時間一緒にデートしよ。」

「それ、俺も思った。でもルート違くね?」

「そこはどうにかする!だってこんなこと無いんだよ!」

「まぁ何とかなるか!見つかったときはお互い様な。」

「うん。恭太となら一緒に叱られてもいい。」

「こいつ、馬鹿だ。」

案の定先生に見つかり説教を食らう。

一緒に説教を受けるはずが、恭太がアンナをかばい、一人で受け三日間の謹慎を受けることに。

「恭太ゴメン。」

「さすがに謹慎はないだろ。かばうんじゃなかった(笑)アンナに会えないのマジ無理。」

「じゃあ私も三日間休む。仮病使う。」

「それはダメ。ちゃんと学校行って。じゃないと勉強教えてもらえないから。」

「(笑)。そこかい!」

短いようで長い三日間の謹慎が終わり一緒に学校に行った。

 

 高3の文化祭。クラスは同じになったが、アンナは演劇の照明係。恭太はフリー。

「恭太なんで一緒にやってくれなかったの?最後の文化祭一緒に居れると思ったのに。つまんない。」

「アンナ、今から腹痛起こせ。そうしたら保健室で・・・。」

「ばっかじゃ無い!信じらんない。もうあっちいって。私、忙しいから」

高校最後の文化祭で喧嘩。周りが近づけれないぐらいの勢いで恭太を睨みつける。

「穴埋めするから。ほんとゴメン。」

その場を逃げるように去って行った。

文化祭の打ち上げでも無視するアンナに恭太がキレる。

友達と盛り上がっているアンナの腕を掴み教室を出る。