2013年6月18日(火)


 父の日と私の誕生日(7月4日だが前倒しして)を兼ねて食事会を開いてくれました。場所は横浜の「THE  YOKOHAMA BAY HOTEL TOKYU] 3Fにある

『トゥーランドット遊仙境』(あのヌーベルシノワの貴公子:脇屋有詞さんがオーナーシェフの

お店。かつて、OPEN時にNTV「ごちそうさま」でしゅざいあいたことがあります)


注文したのはランチの「夏季限定スペシャルコース」(\6000)まず出てきたのが

①まずは、焼きタテ!チャーシュー入りメロンパンからどうぞ


モルヒネ日記  いきなり「メロンパン」ですよ。つかみはOK.

 チャーシューがアクセントなりいい味だしてるんですよね




②“九つの喜び” 九つの味と香り前菜の盛り合わせ

   

          
モルヒネ日記  和食の「八寸」(朱塗り半円形のお盆に前菜を盛り合わせたような感じ。

 特製のプレート、小型の器に九つの前菜が乗っている。全体的には薄味で

 それぞれの味付けになっていて、さあ、次は何を?

 年寄りには少量でいろんな前菜が楽しめるのがいいんですよね。



③三河湾のアサリな旨みたっぷり、スルスル蒸しスープ


モルヒネ日記
 中華風茶碗蒸しといった感じで真ん中にクコの実があしらってある。

 改めてアサリスープの味が「う~ん、これは美味い!」思う。





④フレッシュオマール海老と伊達地鶏手羽先の海老味噌風味揚げ 

 ヒーヒーアアーヒー (注・原文のまま)         


モルヒネ日記  まずは、大皿にどっさりと盛り付けたものが出てきて、それを各人に取り分けてくれます。オマール海老もつっぷりあって贅沢な感じ。伊達地鶏手羽先は

脇屋シェフ得意の楊貴妃が好んだコラーゲンたっぷり手羽先の唐揚げ「貴妃鶏」


ヒーヒーアーアーとはハバネロのような唐辛子であじつけしてある。でも思ったより辛くはない。

⑤よしきり鮫の胸ビレの上海風醤油「煮込み。 炊きたて御飯と共に

              

 
モルヒネ日記  フカヒレですよ!30cmくらいの大皿にフカヒレだドーンと乗っている。一人前ですよ。贅沢極まりない!普通フカヒレは濃いめの味付けになっているが、それほ濃くない。そもそもフカヒレそのものは味がないのでスープの旨さが決めてとなる。ス-プに自信があるから醤油濃い目の感じになってない。トロッとしてコラーゲンたっぷり。絶妙な旨さに感嘆する。そして写真には写ったないが、土鍋でふっくら炊き上げた白御飯が出てきて、好みの量をフカヒレスープに加えて

雑炊のような感じで味わう。これがまた旨いんですよね。

⑥本日のお食事 3種類の麺

 A :少々辛目の坦々麺」」


モルヒネ日記
 日本の山椒はただ辛いだけだが、中国花山椒はピリッと辛いが適度な甘みがるんですよね(我が家では昔から横h間中華街で買い求めた中国花山椒を使って麻婆豆腐を作っています。お店の麻婆豆腐が味わえます)





 B:白胡麻の坦々麺

 
モルヒネ日記
 Aの坦々麺より中辛の坦々麺。

 白胡麻の芝麻ジャンが適度にコクがありいい味になってます。




 C:
モルヒネ日記  薄味の鶏ガラ白湯スープの麺
 サッパリ味でスルッスルッと食べられます





 以上3種類の麺からそれぞれ好みのものが選べます(息子はA,私と娘はB,カミサンはA.

 シェアーしながら味わいました

          

モルヒネ日記  

 デザートは杏仁豆腐だが、予め私の誕生日ということで サービスでマンゴープリンのバースデイプレート が出てきました


いやはや大満足のランチスペシャルでした!!

尚、実は父の日プレゼントもありました。まだ写真を撮っていないので明日UPするつもりです。

 

⑦中国茶とデザート          

             


      

            

 

 









  
 

2013年3月20(水


 昨日といひ けふとくらし あすか川 流れ速き 月日なりけり

                                 -古今和歌集

というわけで、今日は3月20日。春分の日、春のお彼岸。

我がマンションの狭き外壁沿い花壇にわずかなスペースがあったので、管理人に断り水仙の球根を植えておいたところ、およそ2ヶ月半経ちやっと花が咲きました。いいですね!寒空に向かってピンと背筋を伸ばして凛と咲く水仙の花、清々しい気分になります。

 そこで、写真を撮り、絵を描いてみました。


モルヒネ日記  モルヒネ日記

絵の方はカミサンが<上手く描けたんじゃないの>と褒めてくれました。いくつになっても褒められると嬉しいもんですね。でも、褒め殺しかもしれませんがね。


 さて<水仙>は<ナルシシスト>の語源でもあるんですね。

水仙の学名はナルキッソス。これは、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来します。

ナルキッソスは、その美しさに自ら惚れ惚れして水鏡に写った自分に恋してしまいます。しかし水鏡に写った像は全く反応しません。挙句の果てには憔悴しきって死んでしまいます。そして、その亡骸は水辺で俯き加減に咲く水仙に変わったという伝説というか、神話なんですね。
 

 ところで、最近は季節感が無くなったと嘆く御仁がいますが、そうでしょうか?感じなくなっただけなのではないでしょうか。


松尾芭蕉に<よく見れば なずな花さく 垣根かな>の句があります。

いつも通る道なんですが、よく見ると<ナズナ>の花が咲いている。確かに<ナズナ>の花は米粒より小さな花。3mmくらいかな。見過ごしてしまいます。今頃道端に咲いてますから見つけてください。

<ナズナ>は春の七草の一 せり、なずな、御形、はこべら、仏の座、すずな、すずしろ、これや七草と覚えたもんです。そして、別名<ペンペン草>とか<三味線草>などといいます。

何故か?

スズナの咲き柄、実が三味線の撥・・バチ・・の形をして、耳元で振るとペンペン音がします。本当ですよ。

今度振ってみてみてください。昔は子供が<でんでん太鼓>のように振って遊んだそうです。

子供は遊びの天才ですね。身近なもの、自然にあるものを使って遊んだんですね。玩具なんて要らないんです。


 そして、この季節の花といえば<梅の花>があります。昔の花見といえば梅の花を愛でることでした。

万葉集には梅を詠んだ和歌が119首もあります。桜を詠んだうたよりも断然多いんです。

しかも、全て白梅です。梅の花を静かに愛でて酒を飲み交わすなんてことはしません。


 梅の花といえば、菅原道真の和歌に

ー東風吹かば 匂ほいおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそーとあります。

東の風と書いて<こち>そして<春なわすれそ>の用法を学校で習いましたっけ。

菅原道真は身分低かったのですが、優秀なので抜擢されます。しかし妬みを買い九州の大宰府の左遷されます。その時、庭に咲いている梅ノ木に思いを託し先の歌を詠みます。

もう梅の花を見ることは出来ないが、せめて匂いだけでも届けておくれ・・・

 ところが、梅の種が飛んでいき、天満宮の一隅に根付き花を咲かせ匂い立たせるののでした。

いわゆる<飛び梅伝説>といやつで今もその梅の木があります。


 いいですね。花に思いを託す。そんな心がなければ季節感もなにもありません。




2013年3月5日(火)


 今年2枚目のカレンダーをめくると弥生・3月だった。当たり前か。しかも、あっという間に「桃の節句」も過ぎ、今日は「啓蟄」 「弥生」も「啓蟄」も生半可な知識じゃ読めないよね。「弥生」は<やよい>「啓蟄」は<けいちつ>

 弥生の「弥」は、あまねく、いやさか、などと読み、いよいよ、とか、ますます、などの意味がある。「生」は「よい」で「生い茂る」。そこで「弥生」は本来「いやよい」と読むのだが、それが変化して「やよい」となった。つまり、いよいよ、ますます、土の中にもぐっていた虫が起きる、そして、草木が生い茂るという季節の移り変わりを意味するわけですね。

 啓蟄は「けいちつ」と読む。啓は「ひらく、開く」の意味があり、蟄は閉じ込める。時代劇などで

不祥事を起こしたりすると「そちに蟄居を命ず」なんて言い、座敷牢などに閉じ込められる。

そこで、啓蟄は土の中に閉じ込められていた虫が開放される、這い出てくるというわけ。


 ところで「弥生」と言えば「弥生時代」「弥生式土器」なんてのがありました。これは、明治17年

東京府本郷向向ケ原弥生の地で土器が発見され「弥生式土器」とか「弥生時代」の名称となる。

この時代は大陸から農耕技術が伝わり「農耕時代」となる。その前は、「縄文式土器」「縄文時代であった。これは明治7年東京の大森で「大森貝塚」が発見され、縄目模様の土器であったので

「縄文式土器」とか「縄文時代と言われるようになった。この時代は狩猟時代であった。

つまり、狩猟時代の「縄文時代」が先で、その後に農耕生活の「弥生時代」になった、と我々は学校で教わった。ところが、最近はその区分があいまいになってきた。つまり、縄文時代の遺跡から稲作の痕跡が発見され、科学分析すると明らかに農耕が行われていたいた、と言うことに成る。

 で、今は「弥生式土器」とか「弥生式土器」は言わず「式」を省略する。そして、縄文時代と弥生時代はハッキリと区分されないようになっているんですね。


 さて、私の知り合いの女性に「弥生」と言う名前の方がいる。多分3月生まれなのであろう。

昔は、名前に生まれた月の季節や、それに因んだ名前を付けたもんです。5月なら「皐(さつき)」7月なら「文(ふみ)」8月なら「はずき」なんてね。


 私のオフクロの名前は「まつ」だった。3人姉妹で末娘だが「まつ」 だが、長女は「うめ」2女は「たけ」つまり松竹梅が逆になっている。多分、最初に女の子が3月に生まれたので「うめ」次にまた女の子が生まれたので、その流れで「たけ」最後にまたまた女の子なんで、いきががり上「まつ」と名付けたのではないのかと思う。

 しかし、松竹梅というと上が松で中が「竹」下が「梅」の感がる。鰻屋・蕎麦屋のメニューに松竹梅の表示がある。「上・中・下」ではアカラサマなので「松竹梅」にしたようですな。(本来上下関係、序列は無い)

来客があり鰻屋に注文する時「下」と言えないので「梅」でお願いします」なんて注文する。

上・松なんか頼むと「肝吸いはどうしますか?」なんて聞かれるが、いきがかり上「じゃお願いします」なんてことになる。でないと「きもすい思いがするからね・・・」なんてね。


更に、私の知り合いで音楽プロデユーサーにも女の子の3姉妹がいて名前が「愛」「舞」「美」

アイ・マイ・ミイである。英文法習っているようだよね。だが、これだって女の子が3人続けて生まれる保障は無いわけだから、いきがかり上「アイ・マイ・ミイ」となったんでしょうな。しかし、3番目に男の子が生まれたらどうしたんでしょうかね?まさか「愛・舞・三郎」ってわけにはいかんだろうが。


名前の付け方は難しいよね。因みに小生の姓名は新野隆司。子供の時から正しく呼ばれたことが無い。まず苗字の「新野」は「しんの」「しんや」「あらの」あらや」名前の「隆司」は「たかし」「たかじ」「りゅうじ」なんて呼ばれる。この組み合わせだから正解率は落ちる。学校の先生泣かせだった。いちいち訂正する気もなくなり呼ばれるまままにしておいた。

正しくは「にいの・たかじ」です。


ならば、自分の子供には呼びやすい名前・字画も少なく書きやすい名前にしようと思うだろうが、

そうはイカの金玉。生来の臍曲がりなのであろうか?先生を困らせてやろう。簡単な字で一見読みやすそうだが、さあ、なんて読むのか?ということで、長男は「雄高」 ま、「ゆうこう」「おたか」「ゆうたか」なんて呼ばれる。正しくは「ゆたか」2女は「央美」画数も少ないし無難しい字ではない。「おうみ」と呼ばれることが多い。正しくは「ひろみ」である。


 スンナリ読めないので「オレオレ詐欺」に会わなようである。  以上。