愛宕念仏寺はかつては六波羅蜜寺や西光寺と並んで
東山区に建っていたと言われます。
1240年前、奈良時代に称徳天皇が建てたお寺でしたが、
鴨川の洪水で流され、廃寺になってしまいます。
これを復興したのが千観上人でした。
千観は抜群の秀才で、若くして天皇に仕える身分の高い
職に就いていました。
千観はある日、四条河原町で空也上人と出会います。
そこで空也に教えを乞いますが、空也は
「身を捨てることだ」
と言い残して立ち去ります。
この空也との出会いにより、彼は栄達の地位を捨てて、
浄土教に転向し、民衆のために働く乞食僧となります。
そして、和讃を作り、浄土教を民衆に広めました。
千観の本拠地であった愛宕念仏寺は一時は大変栄えますが
徐々に衰え、大正14年に現在の嵯峨鳥居本に移りました。
その後も荒廃していましたが、昭和30年に
西村公朝師が住職となって以来、新しい愛宕念仏寺が復興されました。
ふれ愛観音堂
堂内には触れあうことを喜んで下さる
観音様がいらっしゃいます。
目が不自由な方にもご縁を結んで頂ける観音様です。
三宝の鐘
三宝は、仏、法、僧
優しい音がしました。
多宝塔
ちょっとポッテリしたお釈迦様です。
地蔵堂
火除けのお地蔵さま。
今回の旅の中で、青もみじはここが一番でした。
秋は素晴らしいと思います。
あまり有名になって人がたくさん押し寄せなければいいなあ…
御朱印
御本尊は千手観音様です。
拝観料は300円。
御朱印は500円でしたが、
先代ご住職の西村公朝師の仏画の散華を頂きました。
古い仏像などの拝観はありませんが、これは新しい信仰の
形なのかもしれませんね。
石仏の羅漢さんには心が和みました。
とても素敵なお寺でした。
こんな風景をほぼ独り占めできる愛宕念仏寺には
清々しい早朝の参拝がお勧めですよ。
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