ぽーーーん…
ぽーーーん…
と一定間隔で打ち鳴らされる鐘の音の間隔のタイミングを
はかるように真っ赤に燃える松明が二月堂への階段を
厳かに上がっていきます。
お松明は二月堂へ上堂する錬行衆への道明かり。
道明かり持つのは童子と呼ばれる人達です。
炎の明かりに導かれた錬行衆がお堂に上がるたびに
タン、タン、タン、タタンタンタンタンタン…
という錬行衆の履く差掛けの音が高らかに響きます。
修二会の正式名称は「十一面悔禍(けか)」。
御本尊の十一面観音に「天下泰平」「五穀豊穣」「万民快楽」などを
願って祈りを捧げ、人々に代わって懺悔の行を勤めるものです。
昨年はこの修二会中に、東日本大震災が起こりました。
今年の修二会はそういう意味でも特別な思いがあるのではないかと思います。
TVで、錬行衆の方がお松明に導かれて二月堂への階段を上るときは、
天平時代にタイムスリップしたような気がすると語っていました。
夜空を赤く染める炎と煙
松明が燃える音
燃えた松明の臭い
童子さんのかけ声
私にとってもタイムスリップしたような一時に感無量でした。
明日からのお松明用の竹が立て掛けられています。
帰り道は裏参道を通ります。
雨に濡れた石畳がとてもきれいでした。
また再び歴史の一コマに参加しに来よう。
そう思うと疲れた足どりも軽くなり、二月堂を後にしました。
iPhoneからの投稿





