上野の東京国立博物館で7月20日より開催されている、
特別展「空海と密教美術」に行ってきました。
展示会場に来たのは実は2度目です(笑)
1度目に来てから、2度目の間に空海についての本を読み直してみました。
空海はなぜ、密教を選んだのか
長安での恵果との運命的な出会い
最澄との友情と決別
パトロン嵯峨天皇
空海と高野山
このあたりをかいつまんで読んだだけですが、
前回あまりついていけなかった前半の展示に、少しだけ
ついていけたような気がします。
会場に入ると、さっそく現れる空海筆といわれる聾瞽指帰(ろうこしいき)は、
空海が24歳のときに書いた、出家の意を表明したものといわれます。
「筆を選ばず」の弘法大師の字は、力強い意思を感じました。
保存状態もとても良いです。さすが国宝。
第一会場では、この後も数々の経典などの書が続きますが、
中ほどにいきなり東寺の兜跋毘沙門天が現れます。
おお、どうやら、
ここからはこの兜跋毘沙門天様が案内して下さるようですよ。
ニヤニヤ(・∀・)
もうここで顔がゆるんでます。
この異国風の兜跋毘沙門天は四面の宝冠を戴き、つり目の目玉を
ひん剥いていますが、この目は右下を見ているようです。
勝手に想像すると、元々安置されていた場所が向かって左側だったの
かもしれませんね。
彼と目を合わせるためには、右側へ移動されたほうが良いです。
ここでもぐるり360度の威力を発揮しました。
前々から兜跋毘沙門天様のヘアースタイルが気になってました。
もしかして、スキンヘッド?
後ろ姿をみると、髪をまとめて宝冠の中に入れているような
感じがします。これでやっと一安心しました。
足元を地天と、尼藍婆、毘藍婆の二鬼が支えていますが
よく見ると、二鬼の婆が肩で支えていて、地天はフットレストの
役目をしているようです。
二鬼はお婆なので、おフンドシは着用していませんw
この二鬼が漫画チックでとてもかわいいです。
この先の部屋に進むと、密教法具などが展示されています。
前回は素晴らしく繊細な伝空海所持の金念珠がありましたが
入れ替えで、唐から飛んできたという飛行三鈷杵がありました。
どんなふうに飛んだのだろうと想像してみる。
きっと宇宙ステーションみたいに、ゆっくりと回転しながら
飛んだね、これは。
んで、着地をちょっと失敗して欠けちゃったね。
でもこれだけの被害で済んだのも空海の奇跡ってところでしょう。
この他にも、我が家に一つ欲しい、諸尊仏龕や、
細かい細工の錫杖頭などにため息が出ました。
この展覧会は空海の入定については触れていません。
第二会場は、受け継がれる空海の息吹と題して、空海の弟子たち
が係わった作品と、立体の仏像が中心となっています。
これについては、次回にしたいと思います。
