江戸東京博物館の五百羅漢展に行ってきました。
増上寺に秘蔵されていた、狩野一信という幕末の絵師によって描かれた
五百羅漢図100幅が一挙公開されるという展示でした。
羅漢図の構成は、大まかに、
・日常生活の羅漢。
・懺悔や異教徒を教化。
・地獄など六道からの救済。
・修行の場面。
・神通力の発揮。
・禽獣たちを手なづける。
・竜宮に招かれる。
・仏像や舎利を洗い寺院を建立する。
・さまざまな天災・人災からの救済
・須弥山のまわりにある四つの大陸
と、10の場面にわかれていました。
羅漢さんの日常生活では、お風呂に入ったり、爪を切ったり
耳掃除をしたり、フツーの生活をしています。
新しく仏門に入る少年の頭を剃ったり、法衣を着せたりして
羅漢先生も嬉しそうな表情です。
異教徒の教化では、一般民衆の中にめざましテレビで
おなじみの大塚さんが耳を傾けています、似てます(笑)
戦争の場面があります。
戦の神の現役中、阿修羅が中央で活躍しています。
それを上から見ている羅漢さんたちの中に、
白い頭巾をかぶった人が…
あれ、黒田如水じゃない?
この絵の中に、明らかな違和感の人です。
作者は幕末の人ですからね。
ふふふ( ̄ー ̄;
戦を見物している、戦国時代の名軍師「黒田官兵衛」がいても
おかしくないかも。
もう、楽しくなってきましたよ。
この後の羅漢さんは、やりたい放題です。
神通力の場面では、地獄で紐をたらして釜ゆで地獄にいる人を
救おうとしたり、氷地獄の氷をビームで溶かそうとしたりします。
そう、羅漢さんは、ビームを使えるのです。
それは、こんな感じです。
そんなくさそうなビームではありません![]()
悪鬼がひざまづいています。
羅漢ビームはあちこちで威力を発揮しています。
この他にも、
いきなり不動明王になってしまうけど、いつものことらしく、
まわりの人にはほとんど無視されている羅漢さん。
(観音さまに変身したときは驚かれてました)
天女さまに囲まれてデレっとしている(ように見える)羅漢さん。
貢ぎ物の宅配便を嬉しそうに開ける羅漢さん。
竜宮ツアーに行くのに、海老など海の生き物に乗っていく羅漢さん。
その中でも蓮の葉に乗っている人は無謀でないかい?
など、とツッコミ満載の羅漢展でした。
しかし、絵は衣の模様なども、繊細に描かれています。
また、西洋的なタッチの絵もあり、とても面白かったです。
狩野一信は、羅漢図100幅を完成させずに亡くなります。
病気だったせいか、80幅を過ぎると精彩を欠いた作品になってしまうのが
残念というよりも、さみしい気持ちになりました。。
100幅全部見て、2時間30分も
かかってしまいました。
五百羅漢展は、7月3日までだそうですよv(^-^)v


