おはようございます。

11月は風邪で4日ほどダウンしたりしてなかなかブログをかけませんでした。。。

今日は久しぶりのブログ更新となります。

 

皆さんのブログも読めてなかったのですが、やっと審査も終わったので今日からまた読ませていただく予定です。

 

よろしくお願いいたします。

 

さてまずはじめに、11/11に開催した航空講座のお礼から。

 

おかげさまでMorgenrot航空講座は大変皆さんに喜んでいただけた企画となりました!

場所の都合で現地参加が厳しい方もおられましたが、やはり現地で皆さんのお顔を拝見しながらお話できるのはとても楽しかったです。

Web含めご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

 

今後も不定期に開催できればと思っておりますので、またよろしくお願いいたします!

 

では今日の話題です。

 

フライトをしていると必ず必要となってくるのが「管制官との交信」です。

私たち旅客機は、全て管制官からの「許可」がないとフライトできません。

 

離着陸許可を始め、飛行する経路や高度なんかも全て「許可」がいるんです。

 

なぜ管制官が許可をするのか?それは管制官の指示=国土交通大臣の指示だからです。管制官は国土交通大臣に代わって私達パイロットに指示、許可を与える存在です。

 

 

私達が管制指示に反して飛行してしまったら、それは「管制指示違反」となって国土交通省への報告事項になってしまいます。

 

ということで、私たちパイロットは管制指示に従って航行しているわけですが、今日表題で「イライラしないで💦」と書いたのはその「交信」で垣間見えるお互いの「感情」についてのお話です。

 

本来「感情抜き」が鉄則ですが、例えば「Good Morning」とか「Thank you」など、ちょっとした潤滑剤になる言葉をお互い挟むことも多いです。

 

しかし、「この人明らかにイライラしてるな」と感じ取れる交信もあるわけでして・・・

 

例えばパイロット側では、外国の航空会社がなかなか日本の管制官の指示を聞き取れなくて何度も確認をしていて、自分が雷雲を避けるための進路をリクエストできない場合などは明らかに声に感情が乗ってきます(笑)

 

また空港でプッシュバック許可をなかなか貰えない場合、イライラした口調で「あと何分ですか?」と日本語で聞いているパイロットも・・・。

 

何も管制官が嫌がらせをしているわけでもないので、そういったイライラを管制官にぶつけることは私たちパイロットとしては絶対に避けなければなりません。

 

逆に管制官のイライラも私達に伝わることがあります。

一度聞き逃しただけなのにわざわざ「I say again」と語気を強めて言ってきたり、不鮮明な通信で聞き返すと明らかに怒った口調になったり・・・

 

お互い人間ですから、特に通信混雑で忙しい時などは早口になったりイライラすることは避けられません。しかしそれを相手に伝えてしまうとお互い嫌な気持ちになってしまいます。

 

かくいう私もこんな文章を書きながら、タマにイライラして早口になってしまうことがあります💦反省しています。

 

お互い気持ちよく仕事ができるように、音に乗せる感情のコントロールも大切だなぁと感じる今日このごろです。

 

Hide