おはようございます。

 

いつもありがとうございます。

 

以前は猛暑ということで「飛行機のエアコン」についてお話しましたが、覚えていただいておりますでしょうか?


とはいえまだまだ続く暑い日、この話題もまだオッケーですよね。

 

基本的に地上では「APU」を使ってエアコンを作動させていますが、SDGsの観点からも使用削減が進んでいる、ということでした。

 

APUを使わずに地上からダクトを使って冷たい空気を直接機内に導入して機内を冷やしている例を紹介しました。

 

皆さん、発見できたでしょうか?

 

主に大空港のボーディングブリッジがある駐機場などはこのダクトが「地上から」生えています。

それ以外の場所では「エアコン車」というトラックからダクトが出ていて、飛行機のお腹に刺さっています。

 

このエアコンですが、特に地上から生えているケースではたまにパワーが強すぎて逆にキャビンが寒い、なんていう状況もあります。。

飛行機のエアコンより強力で、とても頼りになる空調なんです。

 

ちなみに、年がら年中外部エアコンを接続することはなく、特にこの暑い時期が最もよく接続されます。冬場は比較的キャビンに暖気が残っていたりするので夏ほど使用しないイメージです。

 

なぜわざわざこんな面倒なことをするのか?というと・・・・

 

APUは小型のジェットエンジンとはいえ、かなりの燃料を消費します。一時間ウン万円もの燃料代です。

 

そこで、上記のようにエアコンダクトを接続するとともに、地上電源も接続してもらうことで完全にAPUの役割を代替できるため、初めてパイロットはAPUをシャットダウンできるわけです。

 

(この黄色いコードが地上電源です)

 

長時間の地上待機がある飛行機などは積極的にこの2つを接続して、エコに貢献しています。

 

例えるならキャンピングカーも同じかなぁと思います。

私もキャンピングカーには憧れているんですが、なかなか買えません💦

 

今の時期キャンピングカーを保有の方はキャンプに行かれる方が多いと思います。

キャンプサイトでずっと走行用のエンジンをかけておくわけにはいきませんよね。

マナー的にもだめでしょうし、何よりガソリンの減りが驚くほどのペースです。

 

キャンピングカーの中には「外部から電源を取れる」装備があるモデルもあって、コンセントを差して外部から電気を分けてもらいます。

そして空調は「家庭用エアコン」をその電源で稼働させることで、キャンピングカーはエンジンをかけずに快適な空間を手に入れることができるわけです。

 

ちょっと話がずれましたが、飛行機のAPUが地上で担う「電源」と「エアコン」機能を、地上施設から供給してもらうことで「資源を大切にする」ことにつながっているのです。

 

この猛暑の時期でも、皆さんには飛行機で快適にそしてエコに移動してもらうため、航空会社は見えないところで頑張っているというご紹介でした。

 

Hide