おはようございます。

 

いつもありがとうございます。

 

着陸の代替飛行場の話で、質問を受けましたのでご紹介しますね。

 

質問1:「代替飛行場が嘉手納になるとのことと、条件付きで羽田に引き返す…の違いって、事前に悪天候により着陸厳しいと想定されるから羽田にしているの違いですか??」

 

質問2:「逆に、台風など広範にわたって天候が悪いときは、RODNをALTNにしても意味がないので、宮古や石垣をALTNにして(場合によっては本州まで戻れるくらい燃料積んで)飛ぶということもあるんですよね?」

 

 

天気の良い日であれば、余程のことがない限り那覇に着陸します。条件付き運航ということは、そもそも目的地である那覇空港の天気が非常に悪く、着陸できない可能性がある場合です。その場合は南西諸島全体も気象条件が良くないことが多く、離れた場所に代替飛行場を取らざるを得なくなります。

そんな日で、離着陸重量に余裕がある場合はALTNを「出発地」にすることがあります。つまりリターンです。

その余裕がない場合は最悪「鹿児島」あたりを取る場合もあるでしょう。

 

ALTNは「確実に着陸できる気象条件の空港」という前提です。

 

ALTNの気象条件は目的地よりも厳しく設定されているというのは前回お話したとおりですが、それぐらい余裕を持った気象条件でないと「保険」としての役割を果たせないからです。

 

ただし、次にお話しますが目的地空港に着陸できない場合、「必ずALTN空港に着陸する」とも限らないのが難しいところです。

 

次回は更なる疑問にお答えしていこうと思います。

 

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