おはようございます。

 

いつもありがとうございます。お正月も終わっていよいよお仕事の方も多いのではないでしょうか?共に頑張りましょう!

 

さて先日は「暗順応」と「ライト」についてお話しました。

人間の目が暗順応するのには「30分〜60分」もかかるということでした。

 

 

 

 

ここで、夜間のコックピット写真をみてみましょう。

 

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スイッチのバックライトは「オレンジ」ですよね。

 

これにも「暗順応」に配慮された理由があるのです。

 

実は、「赤色、オレンジ色、電球色などの暖色は暗順応を阻害しにくい」という特徴があります。

 

逆に青や緑なんかの波長の短い光は、大いに暗順応を阻害します。

暗い光を感じる眼の桿体細胞は400〜550nm程度の波長の光においては感度がとても高くなってしまうからです。

 

外国の車は比較的「赤やオレンジのインテリア照明」が多い印象がありませんか?あれも実は「暗順応」を意識した色なんです。

 

最近は自動車でも白色バックライトが多いですが、光量調整が適性にできることや「見た目」もあってのことなんですかね??まあ対向車から眩しいLEDヘッドライトで照らされ続ける自動車にはそこまで意識することではないかもしれません。

 

対して暗順応が大切な飛行機(パイロット)は特に「赤」は緊急事態を表す色なので、それとは異なった色で暗順応を阻害しない「オレンジ」が選ばれているのかな、なんて思います。

 

星を見る方々が「赤」や「電球色」のライトを重宝されるのも、暗順応を阻害しづらい理由からです。

 

私も登山では白色LEDと電球色LEDを切り替えられるヘッドランプを使っています。

 

 

 

 

 

 

 

ヘッドランプは両手が空きますし、頭の向いた方向を照らしますから思ったより使いやすいと思います。災害時にも是非オススメです!

 

映画で潜水艦なんかの夜間照明も赤ですし、実は赤色は「暗順応を阻害しづらいとても優秀な照明色である」ということを知っていただけたのではないかと思います。

 

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