おはようございます。

 

いつもありがとうございます。

 

さて、パイロットが飛行機を運航する際に必ず行っていることの一つに「機体の外部点検」があります。

 

会社によって、反射ベストを着なければならなかったり、耳栓を使用しなければならなかったりと規程はマチマチです。帽子なんかも制帽(廃止されているところが多くなってきています)かキャップをかぶっていますよね。

 

そんな機体の外部点検、なぜしなくてはならないのか?

 

それは「航空法に書かれてるから」です。

 

以下航空法の抜粋です。

 

機長が確認しなければならない事項は、次に掲げるものとする。

一 当該航空機及びこれに装備すべきものの整備状況

二 離陸重量、着陸重量、重心位置及び重量分布

三 法第九十九条第一項の規定により国土交通大臣が提供する情報(以下「航空情報」という。)

四 当該航行に必要な気象情報

五 燃料及び滑油の搭載量及びその品質

六 積載物の安全性

2 機長は、前項第一号に掲げる事項を確認する場合において、航空日誌その他の整備に関する記録の点検、航空機の外部点検及び発動機の地上試運転その他航空機の作動点検を行わなければならない。

 

 

ということで、機長が出発前に行わなくてはならない確認事項はこんなにあるんです。

それぞれの項目についてはまた追々説明していこうと思います。

 

 

今日はこの「航空機の外部点検」においての必需品についてお話します。

 

皆さんはパイロットが機体の周辺を確認しながら回っているところを見たことがありますよね。あれ、漠然と回っているわけではなく機種ごとに「どこを確認するか」が定められています。

特に夜間は見づらいのですが、昔は暗い電球の懐中電灯しかなかったのでなかなか大変でした。現在はほぼその懐中電灯もLED化されていて尾翼てっぺんまでよく見えます。

 

 

パイロットの間ではマグライト↓が定番ですね。

これを会社から貸与されるところもあれば、自分で用意するところもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昔は家の玄関に懐中電灯を置いてあったものですが、最近はあるんでしょうか?

スマホにLEDライトも内蔵されているので昔ほど必要性はないのでしょうが、このマグライト、持っていると意外と愛着が湧いてきます。

 

外部点検のお供ですが、何かあったときにも心強い相棒です。

 

 

外部点検では、整備が発見できなかった不具合が発見されることも多々あります。

パイロットの目でもしっかり自分が運航する機体を見る、ということはとても大切です。

 

夜間でも僅かな不具合も見逃さなためにも、このマグライトに代表される懐中電灯は性能の良いものが必須です。

 

皆さんも是非、緊急時の備えとしてこのマグライト持たれてはいかがでしょうか?

 

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