おはようございます。

 

いつもありがとうございます。

 

昨日は皆さんのダイバートやゴーアラウンドの経験をお話しただきありがとうございました。

 

ちょうど?台風4号の影響が出始めている現在ですので、今日はこのお話をしようと思います。

ちなみに今日は風の影響での欠航は台風が接する場所でもあまりなさそうですね。どちらかと言うと雷雲による一時的な遅延や豪雨による視程不良があるかもしれません。

 

 

しかし2日前の土曜日には那覇便のキャンセルが出たようですね。

 

このキャンセル=欠航の判断、とても難しいんです。

 

私が天気情報を見ていたところ、2日土曜日午後9時前後から運航が厳しそうな感じでした。


 

結果的にはこんな感じでした。

 

 

 

 

結果的にはANA系が欠航が多く、JAL系は少ない感じですね。

 

この欠航の判断、会社のオペレーションコントロール(マネージメント)センターというところが一斉に決断する場合があります。

今回の台風4号ではANAがそうだったと思います。

 

今回の場合は「濡れた滑走路面での横風制限の超過予想」があったと思いますが、欠航の判断基準はそれだけではありません。

 

私は以前台風の中、那覇空港に進入していましたが、横風制限には全く問題ないものの強風の影響で着陸間際は異常に対気速度が変化し、また気流も悪くてもう少しでゴーアラウンドしようと思うようなラフエアでした。

 

台風の場合、「風の息」が考えられないぐらい大きいことが多いです。海上空港である那覇でもその影響はすさまじく、ゴーアラウンドする可能性が非常に高い空港の一つとなります。

 

 

「実際離着陸ができる状況」だったとしても、また「他社は普通に飛んでいる」状況でも、会社が過去蓄積してきたデータや経験、お客様の声をもとに一括で欠航を判断することがあります。

 

 

 

「ギリギリまで判断しないから、結局帰れなくなってしまったじゃないか!」

「他社が飛んでいるのに早々に欠航判断してどうなってるんだ!」

 

 

 

こんなご意見を頂くことが多かった印象ですが、どちらのご意見もごもっともだと思います。きっちり判断できれば良いのですが、ギリギリになって状況が変化したりすることも多いのです・・・

 

 

 

最終的に振り返ると「就航可能であった」とか「判断を待ちすぎた挙げ句に欠航が他社より多かった」となることもありますが、お天気相手かつ様々なデータを解析した上での各航空会社の判断ですので、ご理解いただければ嬉しいです。

 

 

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