おはようございます。

 

いつもありがとうございます。

 

昨日は「エンジンブラストの強力さ」についてお話しました。

 

離陸以外ではTAXI OUT時:自走開始時が強力でしたね。

 

昨日の記事はこちら

 

 

 

 

プッシュバックが完了し、エンジンスタートも無事終えて飛行機が自力で地上移動を開始する際に、重かったり平坦でない路面の場合などは多少パワーを上げないと動き出しません。(機種によりますが)

 

この「エンジンブラスト」、地上で手を振ってくれる整備士さんや地上支援者さんにとっても非常に大きな脅威なんです。

 

友人の整備士さんに聞いたところ、このブラストのせいで何回かサングラスが割れたそうです・・・

 

ブラストによって、エプロンにある小石が巻き上げられるために起こります。

 

昨日ご説明したように、767ではアイドルでもエンジンの後方40M,TAXI OUT時には150Mまでは風速15M以上の強風です。

 

 

風速15Mといえば、台風並みの風です。飛行機の離着陸に影響が出る風速、といえば分かりやすいでしょうか。

 

 

私はこの話を聞いて、特に彼らが機体の後方になる状況(自走開始後に曲がる場合など)では一時的にエンジン出力を下げ、被害を最小限に抑えるようにしています。

 

 

エンジンブラストの強さは、このようなところにも影響を与えているということを知っていただければと思います。

 

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