おはようございます。

 

いつもありがとうございます!

 

昨日はタービュランスの基準についてお話しました。

 

今日の表題:PIREPってきいたことありますか?

 

パイレップ」と読みます。懐かしい二人組のことを思い出す人たちは年齢がバレますが・・

 

PIREPはそのまま、PilotReportの略でして「機上気象報告」とも言います。

 

昨日のようなタービュランスの他、着氷、雷雨、火山活動などでも報告します。

 

これは、運航の妨げとなる気象状態に遭遇したらその状態を管制機関に通報すべきである、と定められているからです。

 

他機への注意喚起ですね。

 

 

例えば、着陸間際にウインドシアー(風の急変)に遭遇したとすると、

 

「Osaka tower,ALL NIPPON....,we encountered wind shear,20Kt loss at 400feet on filal RW32L」(滑走路32Lのアプローチ中、400feetで風が20kt減速したので注意)

 

 

とレポートします。これもPIREPです。

 

管制官から「Japan air ....,request flight condition at FL350」などと聞かれたりすることがあります。これはPIREPをください、と要求されているので、もし雲もなくスムーズならばこちらの返答は「Tokyo control,Japan air...,FL350 is clear smooth condition」となります。

これもPIREPです。

 

 

このように運航に支障のある気象状態の情報を管制機関と共有することで、その空域に接近する他機への注意喚起を行ってもらいます。

 

 

PIREPという言葉と情報共有の重要性、お分かり頂けたかと思います。

 

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