おはようございます。
いつもありがとうございます!
「揺れ」の話題をお話してきましたが、私達はその程度をどのように表現しているのか?実は定義があるんです。
私達パイロットや客室乗務員、管制官などに共通して「タービュランスの強度」について情報共有を図るため、国際民間航空条約(ICAO)では以下のように分類されています。
Light
Moderate
Severe
Extreme
順番に説明していきましょう。
Light Turbulence:
仰角および/または姿勢のわずかな不安定な変化。乗員はシートベルトに対してわずかな緊張を感じるかもしれません。保護されていない物品は、わずかに移動する可能性があります。フードサービスが行われる場合があり、歩行にほとんどまたはまったく問題はありません。
Moderate Turbulence :
高度および/または姿勢の変化が発生しますが、航空機は常に積極的な制御を維持します。通常、指示された対気速度に変動が生じます。乗員はシートベルトに対して明確な緊張を感じます。保護されていない物品は動き回ります。フードサービスと歩行は難しいです。
Severe:
高度および/または姿勢の大きくて突然の変化。通常、大きな原因になります 指示された対気速度の変動。航空機が一時的に制御不能になる可能性があります。乗員はシートベルトに対して激しく強制されます。保護されていない物品は投げられます。フードサービスや歩行は不可能です。
Extreme:
航空機は激しく投げられており、制御することは事実上不可能です。構造的損傷を引き起こす可能性があります。
原文をそのまま翻訳ソフトにかけたのでちょっとおかしいところがありますが、ニュアンスは想像できると思います。
しかしExtremeなんて想像したくもないですね。
私はこの区分で言うと、Severeの経験がありますがそれはもう想像を絶するものでした。それでも飛行機は壊れないんだから、とても丈夫に作られているんですね。
というこで、アナウンスで「飛行機は揺れましても安全性には問題ありません」といいますが、本当にそのとおりです。安全性には全く支障はないんです。
ちなみにこのタービュランス区分、日本ではちょっと違ってもう少し詳しく定義をしています。
それはまた明日お話します。
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