おはようございます。
いつもありがとうございます。
ここ数日の話題として、「飛行高度」をお話しているんですが・・・
高い高度はその飛行機の持つ最大巡航高度で制限されていましたね。
では、どこまで低い高度を飛ぶことができるのか?
今日は、「航空路の最低高度」についてのお話です。
最低高度は、フライトする航空路ごとに決められています。
元々フライトプランというものをファイルして、その通りのルートを飛行することになっています。
以下の航空路図を御覧ください。
例えばこの松山から東に進路を取る「Y412」というルートがありますが、この航空路の最低巡航高度(MEAといいます)はFL160=16,000feetということになります。
このルートを飛ぶ飛行機(例えばB787)は17000〜430000feetまでの高度の中から、最適な高度を考えて飛行することができるわけです。
(※ちなみに、巡航高度については東行き→奇数、西行き→偶数、と決まっています)
もし同じ航空路を使っている航空機がいて、その航空機との前後間隔が狭い場合は希望の高度を取れず、ワンランク上か下の高度を管制官より指示されることもあります。
また、大体は管制官から「Recleared Direct .......」という指示がきて、航空路を外れることも多いわけですがその場合の最低高度は「障害物や他の空域との最低間隔を確保した高度」となり、管制官からも指示されます。
空にある「航空路」の存在、見えないだけになかなかおもしろいですね。
もしかしたら皆さんの家の上にも航空路があるかもしれませんね。
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