おはようございます。

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

さて、昨日までは低視程での離着陸を実際に動画や静止画で見ていただきました。

 

少しは想像できたでしょうか?

 

今日は、「ある条件を整えるともっと低視程での離着陸ができる手順」が最近新設されたのでご紹介します。ちょっと難しい話題ですみません💦

 

その名前は、[LVP/LVPD]です。

 

Low Visibility Procedure/Low Visibility Procedure for Departureの略です。

 

今までは「SSP」といっていたものを分割したものです

(違いを説明すると少し詳しくなりすぎるので省略します)

 

 

 

この制度の概要を説明すると、

 

滑走路の灯火が正常作動していることを確認

RVR(滑走路の視程を測る装備)が正常作動していることを確認

二次電源(停電時にもバックアップできる電源)が正常作動を確認

 

できる状態が「LVPD」となり、上記に加えて

 

 

CAT2/3 ILS(より低視程でも離着陸できる地上装置)が正常作動

ILS Critical Areaの保護

 

 

 

が実施されると「LVP」となります。

 

 

 

なんかよくわかりませんよね・・・・

 

 

 

 

つまり、「低視程のための離陸のみ可能な状態とすること=LVPD」

「それに加えて低視程での着陸もできるようにした状態=LVP」

 

 

です。

 

 

まだわかりにくいですが、最近こんな制度ができました、程度で良いと思います。

 

 

では成田空港の16Rの離陸はどの程度まで視程が低くでも良いのか?

次の表を御覧ください。

 

 

 

通常はオレンジでハイライトした視程400mですが、下の緑でハイライトした部分にはLVP/LVPDが適用されていて、RVRが複数運用されていたら・・・という条件が書かれていて、この場合は視程200mでの離陸が許可されるんです。

 

まさに半分の視程ですね、これはどう見えるのか?

 

明日画像とともにご紹介します。

 

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