おはようございます。

昨日のクイズに回答頂きありがとうございました。

 

 

・離陸と着陸、どちらがより低視程まで許容されているか?

・どれぐらい見えていたら大丈夫なのか?

 

 

ですが、こちらを見ていただきましょう。

 

例として「長崎空港」を挙げます。

 

この空港で一番天気が悪くても降りられる着陸方式は、ILS32というアプローチです。

 

この着陸に必要な視程は・・・

(AIP〜抜粋)

 

 

この緑で印をつけた部分、つまり550mの視程がないと着陸できないことになっています。

 

 

そして、離陸はどうか?

これも以下の表を見てもらいましょう。

 

 

ちょっと見づらいですが、黄色のマーカーのところを見てください。

 

視程は400m必要、となっています。

 

 

 

ということで、必要な視程は

 

着陸:550m

離陸:400m

 

となっているので、「離陸はできても着陸ができない場合がある」ということになります。

 

昨日も言いましたが離陸直前は一秒に70Mも走るので、視程が400mならば5〜6秒先しか見えていない、ということです。

 

これが羽田や成田、関西、中部などの高カテゴリー対応の空港になると話は少し違いますが・・・

 

とりあえず一般的な空港としてはこうなっています。

 

 

モルゲンロートのメンバーの一人が、実際の視程でコックピットからどれぐらいの景色が見えるかをSimulatorで再現してくれました。

 

明日はその画像を皆さんにお見せしたいと思っています。

お楽しみに。

 

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