おはようございます。

いつも読んでいただきありがとうございます!

 

昨日の記事は皆さんにたくさんコメントを頂きました。ありがとうございました!

ご経験談や驚きなど、とても参考になるお話を頂き感謝しております!

 

レベルオフという言葉が分かりにくい、とご指摘いただきました。すみません💦

 

レベルオフ、とは上昇をやめて高度を維持すること、の意味です。

 

那覇では嘉手納への進入機の関係で、2000フィートで上昇をストップするというお話でした。

 

離陸後に突然低高度で上昇をやめてしまうのですから、驚かれるのは当然ですね!

 

さて、この2000フィートのレベルオフですが、少し前までは1000フィートでした。

 

副操縦士が飛行機を操縦することももちろんあるわけですが、まず那覇を離陸する上での第一関門がこの1000フィートでのレベルオフでした。

 

離陸で15度ぐらいまで操縦桿を引っ張ってプラスのGをかけて、ギアを上げたらすぐに1000フィートが迫って来るので操縦桿を押してマイナスGをかけ、1000フィートを超えないようにするんです。

なかなかないこの操縦経験をして技術を磨きたい、という副操縦士が多かった印象です。

 

この「1000フィートレベルオフ」、離陸してから時間にして10秒ないんじゃないか、と思うほど一瞬の操作です

 

マニュアル操縦なので何とかマイナスGを感じさせないように操作したいところですが、何せエンジンパワーが強すぎてどうしても内臓が浮くような「フワッと」させてしまうような場合もありました。

 

現在は2000フィートに上がっていますが、それでもお客様に違和感はあると思います。

 

何より離陸推力で大きなエンジン音が、突然静かになるんですから不安を覚えますね💦

 

私たちパイロットも、極力不快感や不安をお客様に与えないように努力しています。

 

このブログを読んでいただき、少しでも飛行機に対する不安を払拭できれば本望です。

 

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