おはようございます。

 

昨日から羽田空港についての豆知識をお話しています。

 

さて、昨日は「実はA380は羽田に就航可能(制限付き)」ということをお話しました。

 

 

 

今日は「その制限とは?」について説明します。

 

まず大前提として、

 

A380-800 is prohibited from operating between 2100UTC and 1400UTC

→つまり、午前6時〜夜23時までは飛行禁止

 

ということです。

 

理由は(憶測ですが)先日お話した後方乱気流区分や地上の走行制限などで航空交通流を妨げてしまうからなんでしょう。国内線が頻繁に運航されている昼間はご遠慮いただきます、という感じですかね。

 

ということは・・・・

 

夜23時から午前6時までは運航してよいことになりますね。

 

 

しかし、こんな制限があります。

(AIPから抜粋)

 

A380はこの図の赤いラインが引かれている誘導路は走行禁止です。

 

本当に限られた誘導路しか使えないことが分かると思います。

 

 

そして、次のような制限もあります。

 

(AIP)

 

 

このように、05-23を使用する時は重量制限もあります。

(今更ながらあの05-23滑走路の構造はすごいですね、よく作りましたね)

 

A380の最大離陸重量は575tですので、満載では05から離陸できませんね・・・

 

ちなみに、の話ですが、、、、

A380は、旅客、貨物満載でないとなかなか利益の出ない飛行機だそうです。

 

このあたりも販売不振となって生産中止の理由なんでしょうね。。。

 

 

 

 

ということで、時間制限、誘導路の制限、重量制限などいろんなことをクリアしないと羽田空港でA380を旅客便として運航できないことがわかりました。

 

しかし、逆に言うと何とかすればA380も羽田に飛来する可能性はあるわけです。

 

実際ご覧になったという読者の方もいらっしゃって、驚いていたところです。

 

今後もしかしたら夜中に再度飛来するかもしれませんね!

 

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