おはようございます。
いつも読んでいただきありがとうございます!
そして、昨日はお答えいただきありがとうございました!
正解者ゼロという日は珍しいかもしれませんが、それだけ難問だったと思います。
むしろコレを知っている人はどんな人か??と思ってしまいます。
さて、昨日の質問ですが、まず復習です。
後方乱気流区分は・・・
①Super:A380など、超大型の飛行機
②Heavy:最大離陸重量136000kg(300000lbs)以上の航空機
③Medium:HeavyとLightの中間の航空機
④Light:最大離陸重量7000kg(15500lbs)以下の航空機
で、
J:スーパー機(Super aircraft) 〔例〕 A388
H:ヘビー機(Heavy aircraft) 〔例〕 A350、B747、B777、B787、MD11、B767
M:ミディアム機(Medium aircraft) 〔例〕 A320、B737、E170、E190
L:ライト機(Light aircraft)
なんですが、
最大離陸重量から判断しても本来Mediumにカテゴライズされるべき旅客機だが、なぜかHeavyに分類される機種とは?という質問でした。
MD-11,DC-9などお答え頂きましたが・・・・正解は・・・・
「ボーイング757」です!
Rolf Wallner - Website: http://www.airliners.net/photo/Eastern-Air-Lines/Boeing-757-225/0451712/&sid=02f9b4aab78ef71e6b906d1813247119
N504EA (cn 22194/5) Approaching runway 30. Kodachrome K64.
(Wikipediaより)
ボーイング757は、どれだけ重くても最大離陸重量は123,600 kgです。(それも最終型で、初期は100,000kg未満でした)
本来はMediumですよね、しかしこの機種だけはHeavyなんです。
理由は・・・・
・Mediumとして運用していたところ、後続機が事故を起こした。
詳しく調べると、Heavy機レベルに強い翼端渦が発生していることが分かった。
・エンジンブラストがMedium機よりも強い(これは私が学んだ話です)
つまり、固有の翼型の問題と、エンジンブラストの合せ技で後方乱気流がより強く発生するため、ボーイング757だけはHeavy扱いになる、ということなんです。
日本ではあまり見ない757ですが、アメリカではとてもメジャーです。
しかしあの頭でっかちのフォルムはなかなか不思議ですよね笑
ということで、もし757に乗ることがあったら「こいつは後方乱気流が強いんだなー」なんて思えたら面白いですね。
Hide